港北区ゆかり「はなみずきウインドオケ」が誕生、10月10日(月・祝)に初の演奏会 | 横浜日吉新聞

横浜日吉新聞

港北区の木「ハナミズキ」ゆかりの新吹奏楽団が誕生、来週の初コンサートで地域を彩ります。

今年(2022年)4月に結成された「はなみずきウインドオーケストラ」は、来週(2022年)10月10日(月・祝)13時30分から15時30分まで(13時開場予定)、初の「デビューコンサート」を開催します。

団長の阿部さん(左)と広報担当の佐藤さん。「案内チラシには全ての楽器が入るようにとデザインしました」と佐藤さんは語る(9月24日、横浜南フォーラム南太田)

団長の阿部さん(左)と広報担当の佐藤さん。「案内チラシには全ての楽器が入るようにとデザインしました」と佐藤さんは語る(9月24日、横浜南フォーラム南太田)

会場は、JR・市営地下鉄グリーンライン中山駅から徒歩約5分の「緑公会堂」(緑区寺山町)で、入場無料

当日は第1部から第2部のアンサンブルステージをはさんだ第3部までの3部構成

第1部では曲目はエルガーの「行進曲『威風堂々』第4番」ポルカメドレー、和田直也さん作曲の「彼方の光を掴(つか)むとき」を演奏。

第2部では木管・打楽器アンサンブルでの「となりのトトロ・メドレー」やサキソフォン四重奏での「銀河鉄道999」、金管アンサンブルでの「文明開化の鐘」を披露する予定。

第3部では、本家アメリカで2005年に誕生したという「ディズニーランド50周年セレブレーション」や、団名にもちなんだ一青窈(ひととよう)さんの人気曲「ハナミズキ」、そして2004年に公開された人気映画「スウィングガールズ」で披露されたという人気の3曲で締めくくる予定とのことです。

「港北区吹」から独立、新入団員も募集中

練習会場のうちの1つ・京急南太田駅にも近い「横浜南フォーラム南太田」

練習会場のうちの1つ・京急南太田駅にも近い「横浜南フォーラム南太田」

今回は「緑区」の公会堂で開催されることになった初のコンサート。

事前の予約を取らず、当日会場に直接ご来場いただくスタイルでの開催とになります。親子席もご用意していますので、家族ぐるみでご来場いただければ」と語るのは、同オーケストラの団長に就任した緑区在住の阿部香寿(かすみ)さん

横浜在住の指揮者・西井智美さんは曲目に情熱を傾けつつも笑顔を交えて指導をおこなっているかに見えた

横浜在住の指揮者・西井智美さんは曲目に情熱を傾けつつも笑顔を交えて指導をおこなっているかに見えた

港北区内の横浜市立小机小学校(小机町)ではマーチングバンド、城郷中学校(同)と神奈川県立港北高校(大倉山7)在学時には吹奏楽部に所属し、パーカッション担当として今日に至るなど、吹奏楽への熱い想いを抱くなか、今回のオーケストラの立ち上げに至ったとその経緯を語ります。

指揮者は、前身となる港北区民吹奏楽団(区吹)時代も登壇し活躍した横浜市内在住の西井智美さん

小編成での演奏が主体となるが、これまで以上に高らかに「想い」が響きそう

小編成での演奏が主体となるが、これまで以上に高らかに「想い」が響きそう

高校時代からオーボエを始めたという西井さんは、元読売日本交響楽団の首席ソロオーボエ奏者としても広く知られる井口博之さんに師事。

横浜市新人演奏会、音楽堂新人演奏会等に出演し、市内中学校で音楽科教諭を勤め、現在、茨城大学や市内中学校にてオーボエトレーナーとして活躍しています。

現在、同オーケストラに所属している団員は、「区吹」時代のメンバーを中心に20代から60代までの約45人で、30代が最多とのこと。

団長の阿部さんは小机小、城郷中、そして港北高校とまさに「地元」でブラスバンドに親しんできた

団長の阿部さんは小机小、城郷中、そして港北高校とまさに「地元」でブラスバンドに親しんできた

今回、ゲストも含めて登壇するのは約30人と、やや小編成となるため、「人数が少なくても、楽器の種類がそろわなくても演奏が楽しめる『フレキシブル編成』で書かれた楽曲での演奏となります。さまざまな曲調の音楽を当日お楽しみいただければ」と、同オーケストラでフルートの演奏と広報を担当する佐藤梨香さん

大編成とは異なる、“少人数”だからこそ楽しめる、楽器一つひとつ、一人ひとりの音色を楽しんでもらえればと意気込みます。

現在、新入団員も募集している

現在、新入団員も募集している

新型コロナ禍の大きな影響を受け、苦しい場面も多々あっただけに、「オーケストラの活動を出会った全ての皆様のご縁に助けられ、楽団を継続することができました。これからも、“地域に貢献”できる音楽活動を続けていくことができれば」と佐藤さん。

会場スタッフも、当日は元団員や地域の音楽活動をおこなう人々の支援で運営する予定となっており、「現在、団員も募集しています。高校生から入団可能となっており、募集パートをホームページ上にも掲載していますので、ぜひエントリーいただければ」(佐藤さん)とのこと。

今回は「緑公会堂」での演奏会となるが、来年には「港北公会堂」での第1回定期演奏会も予定されている

今回は「緑公会堂」での演奏会となるが、来年には「港北公会堂」での第1回定期演奏会も予定されている

活動は毎週土曜日の18時から21時まで、障害者スポーツ文化センター横浜ラポール(鳥山町)や横浜南フォーラム南太田(南区南太田)、かながわアートホール(保土ケ谷区花見台)などでおこなっており、所属している団員の半数以上は横浜市内在勤や在住者となっていますが、居住地は不問。

来年(2023年)6月4日(日)には、港北公会堂(大豆戸町)での第1回定期演奏会の開催も予定されており、翌2024年3月には、来年3月開業予定の東急新横浜線「新綱島駅」に港北区民文化センター「ミズキーホール」(綱島東1)のオープンも計画されています。

区の木・「ハナミズキ」の名前を冠した“港北区”ゆかりのオーケストラとしての活動にも、今後大きな注目が集まることになりそうです。

)この記事は「横浜日吉新聞」と「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

【関連記事】

愛称は「ミズキーホール」、新綱島駅で2024年3月開館の区民文化センター(2022年8月29日)

【参考リンク】

「はなみずきウインドオーケストラ」公式サイト ※追記:未就学児入場可、親子席は客席後方に設置、お子さんが泣いてしまう場合は後方から出入りくださいとのこと

はなみずきウインドオーケストラ(緑公会堂)

アクセスマップ(同)


カテゴリ別記事一覧