【ST線フォーラム~登壇者】羽沢地区:和田勝己さん(羽沢駅周辺地域まちづくり連絡会会長)

横浜日吉新聞

地域インターネット新聞社による主催イベント案内】「相鉄・東急直通線」の開業により街をより便利に住みやすく――さらなる交通の利便性が向上する予定の羽沢の町に、より“愛着”をもってもらうための「まちづくり」が進められています。

一般社団法人地域インターネット新聞社(箕輪町2、橋本志真子代表理事)が来月8月19日(金)14時から16時20分まで開催する公開イベント「相鉄東急直通線フォーラム~開業後の“未来を語る”」

「羽沢駅周辺地域まちづくり連絡会」会長の和田勝己さん。羽沢横浜国大駅周辺の地域まちづくり活動に長年携わってきた(6月4日)

「羽沢駅周辺地域まちづくり連絡会」会長の和田勝己さん。羽沢横浜国大駅周辺の地域まちづくり活動に長年携わってきた(6月4日)

来年(2023年)3月に開業予定の「相鉄・東急直通線」により、横浜市港北区内を走る「東急新横浜線」日吉駅綱島駅新横浜駅と、「相鉄新横浜線」でつながる予定の「羽沢横浜国大駅」(神奈川区羽沢南2)。

同駅が位置する羽沢南町内会会長(羽沢地区自治連合会副会長)で、羽沢地区社会福祉協議会会長「羽沢駅周辺地域まちづくり連絡会」会長も務める和田勝己(かつみ)さんが登壇、「羽沢地区」の地域まちづくりについて語る予定です。

再開発が進み、人口が増えたとしても、「地域の大きな特色である“農”“住”、そして“学”融合した、住まう人々の“愛着”を育てるまちづくりをおこなっていきたい」と熱く語る和田さんに、これまでの活動や、これから目指すべき「未来」についても話を聞きました。

() タイトルの「ST線」は、「相鉄・東急直通線」の通称として使用しています。

全国転勤経験し羽沢へ、「路線バスのみ」から新駅の開業まで

縁あって羽沢の地にたどり着いたという和田さん。会長を務める「羽沢南町内会」の会館前には季節彩る美しい花たちも植えられていた

縁あって羽沢の地にたどり着いたという和田さん。会長を務める「羽沢南町内会」の会館前には季節彩る美しい花たちも植えられていた

お米(コシヒカリ)の産地として知られる新潟県魚沼市に生まれた和田勝己さんは、高校時代までを地元で過ごし、明治大学法学部(東京都)への進学にともない上京。

日本電信電話公社(電電公社、1985(昭和60)年に民営化しNTT=日本電信電話株式会社)に就職。

北海道札幌市愛知県名古屋市三重県津市広島県広島市など、まさに日本各地を転勤しながら業務に従事したといいます。

1994(平成6)年に縁あって羽沢住民になってから和田さんは地域活動に参加することに。

「『横浜のチベット』に熱視線」と見出しに大きく記された毎日新聞の記事(2013年1月8日号)を手にする和田さん

「『横浜のチベット』に熱視線」と見出しに大きく記された毎日新聞の記事(2013年1月8日号)を手にする和田さん

『横浜のチベット』といわれるほどに、当時はバスのみの公共交通機関、そして店舗も極めて少ない状況が続いてきました」と和田さん。

のどかな風景が広がる自然や農地が多い町を愛しながらも、「反面、それは不便さと背中合わせでした」と、移住してから後の羽沢地区の光景を思い起こします。

2005(同17)年に、既存の鉄道施設を活用するという「都市鉄道等利便増進法」が施行されたことにともない、2019年11月に開業した「相鉄・JR直通線」(相鉄西谷駅~羽沢横浜国大駅~JR武蔵小杉駅)や、「相鉄・東急直通線」の開業に向けての新駅構想が羽沢地区(JR東海道貨物線横浜羽沢駅付近)で浮上することに。

2008(同20)年10月に発足した「羽沢駅周辺地区まちづくり協議会」(のちの連絡会)に参画し、この頃から横浜国立大学(保土ケ谷区常盤台)や近隣住民らと検討を重ね、翌年度末の2010(同22)年3月に「羽沢駅周辺地区プラン」(協議会案)を策定。

羽沢地区ではLINEを活用した子育て情報の配信もおこなっている

羽沢地区ではLINEを活用した子育て情報の配信もおこなっている

これをもとに、横浜市「羽沢駅周辺まちづくりガイドライン」を2015(同27)年5月にまちづくりの基本計画として策定し、鉄道開業に向けての周辺地域のまちづくりをおこなってきたといいます。

「相鉄・JR直通線」が開業した当日に羽沢横浜国大駅前でおこなわれた記念式典では、和田さんは街を代表する一人としてテープカットにも参加。

以降も、羽沢地区にかかわる組織・団体や人々との連携を深めながら、地域まちづくりをけん引する一人としてその役割を担い続けてます。

横国大とのワークショップでバリアフリーやサインづくりも

羽沢横浜国大駅の近くも含めて「坂が多い」ことも地域まちづくりの大きな課題に

羽沢横浜国大駅の近くも含めて「坂が多い」ことも地域まちづくりの大きな課題に

自治会・町内会活動のみならず、羽沢地区社会福祉協議会の活動としても「地域支えあい連絡会」を開催し、地区全体のつながり醸成につとめてきたほか、自治会・町内会と連携しての「羽沢プロジェクト」として、「あおぞら昼食会」や、人々の地域参加を促すことを目的としたサロンも開設。

コロナ禍により現在中断はしているものの、「星空ビアガーデン」と名付けた屋外イベントをおこなうなど、地域の人々をつなぎ街を盛り上げる試みをおこなってきました。

駅周辺では「HAZAWA VALLEY(羽沢バレー)」の再開発が進んでいる

駅周辺では「HAZAWA VALLEY(羽沢バレー)」の再開発が進んでいる

また、横浜国立大学前に位置する常盤台ケアプラザ・コミュニティハウス(保土ケ谷区常盤台)での、横浜国立大学や行政、ケアプラザ職員や地域住民らによる「ワークショップ」にも、羽沢地区の南部に位置する3つの自治会・町内会の一員として参加。

住民発案での実施は珍しい事例だという「羽沢横浜国大駅周辺地区バリアフリー基本構想」(横浜市道路局・神奈川区・保土ケ谷区)の作成や、通学路のルートマップについての検討、街の情報の“見える化”を目的とした、地域への愛着を育てる「サインづくり」に向けてのチャレンジもおこなっています。

高台に上れば豊かな自然や農地、横浜国立大学や再開発の風景も。「多く皆様に羽沢横浜国大駅周辺の地域まちづくりについて知ってもらえたら」と和田さん

高台に上れば豊かな自然や農地、横浜国立大学や再開発の風景も。「多く皆様に羽沢横浜国大駅周辺の地域まちづくりについて知ってもらえたら」と和田さん

「傘寿(80歳)」を迎える年代になっても、パソコンを扱いメールも駆使しながら地域まちづくりに臨む和田さんのパワー、そして活動に賭ける想いは、一体どこから生まれてくるのか。

同駅周辺で進む「HAZAWA VALLEY(羽沢バレー)」と名付けられた再開発により、さらなる人口流入も想定されるなか、「街全体がさらに便利になり、これまで以上の住みやすさを感じてもらうことができれば」との“夢”を語る和田さん。

「鉄道開業」に留まらない、和田さんならではの中・長期にわたる確かな地域まちづくりの“視点”に、多くの学びを得ることができるフォーラムでのひとときとなりそうです。

<登壇者略歴~自己紹介>

和田勝己(わだ かつみ):新潟県魚沼市生まれ。明治大学法学部卒。日本電信電話公社(現NTT)時代に全国各地を転勤。羽沢地区に移住後、2010年羽沢南町内会長。2012年羽沢駅周辺地域まちづくり協議会会長、2015年同連絡会会長。2017年羽沢地区社会福祉協議会会長。神奈川区社会福祉協議会評議員。趣味は家庭菜園。

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【告知】「相鉄・東急直通線フォーラム~開業後の“未来を語る”」を開催します(2022年6月14日)

<相鉄・JR直通線が開業>初日列車や羽沢横浜国大駅のイベントに殺到(新横浜新聞~しんよこ新聞、2019年12月2日)※開業記念式典でのテープカットにも和田さんは地域住民の代表として参加した

【参考リンク】

「相鉄・東急直通線フォーラム~開業後の“未来を語る”」を主催事業として開催します(一般社団法人地域インターネット新聞社)

「相鉄・東急直通線フォーラム~開業後の“未来を語る”」特設サイト(一般社団法人地域インターネット新聞社)


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