日吉駅から高速バスが運行されている「御殿場プレミアム・アウトレット」(静岡県御殿場市)が今年(2020年)で20周年を迎え、新たな増設エリア「ヒルサイド」に88店がオープンしたほか、メリーゴーラウンドなどを備えた小さな子ども向けの“ミニ遊園地”も新設。地元の味を重視した飲食エリアも拡充しています。
新型コロナウイルスの影響で当初予定から約1カ月半遅れて6月1日にオープンしたのが、1万7000平方メートルにおよぶ新エリア「ヒルサイド」で、従来の「ウエストゾーン」と「イーストゾーン」と加え、計3つのエリアに約290店の店舗が揃った御殿場プレミアム・アウトレット。
このヒルサイドには、「Converse Tokyo(コンバース トウキョウ)」や「J&M Davidson(ジェイアンドエム デヴィッドソン)」といったアウトレットでは日本初出店となる14店舗をはじめ、別エリアからの移転した22店を含む計88店を揃えました。
同エリアには、アウトレットの定番といえる“ファッションブランド”だけでなく、子どもを中心に人気の「Lego(レゴ=ブロック玩具)」や「Sanrio(サンリオ)」が移転オープン。
手帳類で知られる「Moleskine(モレスキン)」の期間限定ショップなど、雑貨類の店舗も目立ちます。
そして、注目はフードコートやミニ遊園地、日帰り温泉といった買物以外に楽しめるスポットが新設されたことで、富士山を望める観光地(天候による)といえる施設に変化しています。
6つの飲食店による「ITADAKI TERRACE(いただきテラス)」では、地元のB級グルメが味わえる「静岡ご当地グルメ屋台」や「ふじやま茶寮」、日本茶カフェ「サングラムグリーンティー」などが出店し、地域色を打ち出しているのが特徴。
同フードコート以外にも、ハンバーグで有名な静岡県内チェーン「炭焼きレストランさわやか」も新規出店しており、アウトレット内で“地元フード”が堪能できるようになりました。
小さな子どもに喜ばれそうなミニ遊園地「ヒルサイドプレイグラウンド」は、富士山の見えるメリーゴーラウンドやミニ蒸気機関車に加え、急降下と上昇や回転を繰り返す「ドロップツイスト」もあり、「レゴ」や「サンリオ」といった店舗以外にも子どもが楽しめる場所が増えています。
中高年が楽しめそうなの場所としては、同エリアと近接した日帰り温泉「木の花(このはな)の湯」(大人平日1600円、土休日1900円)があります。
富士山の正面に位置した野趣あふれる自慢の露天風呂に加え、休息スペースには「うたたね房」と名付けられた横になって休める場所もあり、館内に置かれた2500冊のコミックや富士山に関する本などを持ち込んでくつろぐこともできます。
また、併設の「HOTEL CLAD(ホテル クラッド)」に宿泊した場合、晴れた日には朝日を浴びる富士山を眺めながらの朝風呂も楽しむことができ、現在は宿泊予約サイトを通じて「GoToトラベルキャンペーン」による補助を受けることも可能となりました。
日吉駅からは東名高速道路を経由する高速バスで約135分。富士山に近い観光地として、日帰りでも泊りがけでも、幅広い年代のニーズに対応できそうです。
【関連記事】
・<日吉駅から高速バス>御殿場アウトレットが巨大な「買物観光地」に進化中(2019年12月24日、併設ホテルに関する情報も)
・日吉駅発着「富士急ハイランド」と高速バスのパックを“GoTo”で割安販売(2020年8月18日、こちらも日吉駅から高速バス運行中)
【参考リンク】
・「御殿場プレミアム・アウトレット20周年」特設サイト(新設「ヒルサイド」の紹介も)
・高速バス「日吉・センター北・たまプラーザ・市が尾-御殿場プレミアム・アウトレット」の案内ページ(東急バス)