横浜市内の感染者が累計800人を突破、港北区内でも企業などで発生(7/19時点) | 横浜日吉新聞

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横浜市内で新型コロナウイルスの感染者数が日々増え続けて止まりません。2週間前の今月(2020年)7月12日(日)に700人台を超えたばかりの累計感染者数は、きのう19日(日)に800人を突破し、806人に達しました。【2020年7月20日1:15記事公開】

【7月24日追記】横浜市は7月24日(金)に公表するはずの区別感染者数について、「7月31日(金)に公表します」とのみ説明し、同日は公表を行っていません。そのため区別感染者数現時点では7月17日分が“最新”ということになります

横浜市における累計感染者数の状況、7月以降の急増ぶりが分かる(市のデータページより)

市内の感染者数は今月7月10日(金)以降に急増しており、13日(月)の5人を除き、毎日12人から21人まで2ケタを記録。7月は19日間だけで累計185人となっており、6月30日の市内ホストクラブでの集団感染などによる28人を合わせると同213人に達します。

神奈川県が国の推計ツールを使って作成した「推計モデル」によると、6月下旬から7月16日まで新規感染者の動向がほぼ一致。ここでは、7月末までに100人台後半まで感染者が増加すると推計されており、これが当たれば、県内最大の人口を持つ横浜市内でもさらに感染者数が増える可能性があります。

神奈川県の「推計モデル」による新規感染者の推計は、7月16日まで実績とほぼ一致していた。今後も7月末まで増えるとの推計になっている(第14回新型コロナウイルス感染症神奈川県対策本部会議の資料より)

一方、一週間に一度だけ金曜日に公表される行政区別の感染者数で見ても、港北区内では7月3日(金)時点で累計43人だったのが、2週間後の先週17日(金)には同54人にまで増加。

港北区内の企業などでは7月5日(日)以降、従業員らに感染者が発生したことを個別に公表しており、現時点で判明しているだけで、全国チェーン飲食店の従業員を皮切りに、大手企業の本社に勤務する従業員2人、区内学校に在籍する生徒2人、大手企業の区内営業所に勤務する従業員2人がそれぞれ感染していたとのことです。

桜木町駅近くにある横浜市役所

今週は7月23日(木・祝)から「東京2020オリンピック」(1年延期)に対応して設けられた4連休を迎えるなか、横浜市内などの首都圏で安心して外出や行楽を楽しめるという環境ではなさそうです

【関連記事】

<感染者数>一週間で鶴見9人、港北・青葉など6人、市中心部も急増(7/17時点)(新横浜新聞~しんよこ新聞、2020年7月17日)

今週も感染者が増加中、横浜市は累計700人台、川崎市も400人突破(7/15時点)(2020年7月16日)

【参考リンク】

【19人発生・788~806例目】新型コロナウイルス感染症による新たな市内の患者確認について(横浜市健康福祉局、2020年7月19日)

横浜市内の陽性患者の発生状況データ・相談件数(横浜市)

知事メッセージ~「神奈川警戒アラート」の発出について(神奈川県、2020年7月17日、感染対策の徹底をはじめ、テレワークや時差出勤など人との接触機会を減らす取組を徹底するよう求める)


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