「連接バス」で直結、横浜駅~みなとみらいの主要スポットに新路線 | 横浜日吉新聞

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日吉や綱島から「みなとみらい」や山下公園、中華街などへ出掛ける際、横浜駅より先の新しい交通手段となりそうです。横浜市交通局は今週(2020年)7月23日(木・祝)から大人数の乗車が可能な“連接バス”を使った新路線「ベイサイドブルー」の運行を始めます。

みなとみらいエリアで試運転する全長約18メートルの連接バス「ベイサイドブルー」(7月2日)

連接バスは、その名の通りバス車両を2台連ねたような形のバスで、全長は一般的なバスの2倍ほどの長さとなる約18メートルの特殊車両。乗車定員も113人と一般のバスより多い人数を運べるメリットがあり、市交通局では今回の新路線を開設するため、日野自動車が開発した国産車両4台を新たに導入しました。

今週7月23日(木・祝)から運行が始まる「ベイサイドブルー」は、連接バスという車両のめずらしさに加え、横浜駅から車窓を楽しみながら、みなとみらいエリアの観光スポットへ直接アクセスできるのが特徴です。

7月23日(木・祝)から運行が始まる「ベイサイドブルー」の路線図(公式パンフレットより)

往路は横浜駅の東口バスターミナル(4番のりば)を起点に、「横浜アンパンマンこどもミュージアム」に近い「高島中央公園」や、みなとみらいの「パシフィコ横浜」、昨年10月にオープンしたばかりの商業施設「横浜ハンマーヘッド」、その先の「山下公園前」などを経由して「山下ふ頭」までの約6キロを結びます。

復路は山下ふ頭から「中華街入口」や「赤レンガ倉庫前」など往路とは若干異なる停留所を経由し、「横浜駅改札前」まで戻る約6.5キロのルートとなっています。終点までの所要時間は34分~42分。

平日は10時30分から、土・休日は10時から30分に1本の間隔で18時から19時ごろまで運行し、運賃は1乗車あたり220円(小児110円)と、一般の市営バスと同じ額に設定されました。

「ベイサイドブルー」の公式パンフレットには乗り方や運賃案内、おすすめプランの紹介も(市交通局の案内ページより)

途中の停留所数が少なく、横浜ハンマーヘッドやカップヌードルミュージアム、赤レンガ倉庫、山下公園など、みなとみらい線の駅から歩く必要のある観光スポットに横浜駅から直接アクセスできるため、行楽時の足としてはもちろん、パシフィコ横浜などへの移動手段としても活用できそうです。

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【参考リンク】

横浜市交通局「ベイサイドブルー」の案内ページ(横浜駅~山下ふ頭、時刻表など)


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