女子サッカーの楽しさを体験してみませんか。慶應義塾大学の体育会サッカー(ソッカー)部女子は、来週(2019年)6月11日(火)19時(18時45分集合)から20時30分まで、女子を対象とした初の「サッカースクール」を、慶應義塾大学下田グラウンドで開校します。
1998年にチームが本格稼働、2006年に体育会としての新たに活動をスタートさせた同部は、2017年2月に就任した伊藤洋平監督以下、25人の部員が活躍しています。
週6日、主に下田グラウンドを本拠地として活動。現在は、関東リーグ2部、関東大学リーグ1部に所属、大学女子サッカー界における最高峰の大会「インカレ」(全日本大学女子サッカー選手権大会)優勝を目標に、日々練習にも取り組んでいるといいます。
そんな同部が、スクール開校に至るきっかけとなったのは、「学生と監督の課題意識とそれに対するアイデア」から。
女子サッカーは男子サッカーに比べて“断然”プレー環境が少なく、加えて、「サッカーがやりたくてできる子とやりたくてもできない子の環境差が大きい。サッカーをやりたい子のための環境を作る。そこから女子サッカーの認知度をあげて、日本中に普及させていく。そのための種まき段階」(同部)と、この企画の実現に至ったといいます。
スクールで体感できるメリットは、現役監督と現役部員による指導が受けられること、慶應義塾大学ならではの「人工芝」グラウンドでサッカーを楽しめること、そして「同世代、また世代を越えて、違う学校の知り合いや友達ができること」と、同部で広報担当を務める内藤孝穂さん。
6月開催という時期についても、「(学生は)4月に新しい環境に入り、5月に環境に適応する。6月にその適応から落ち着きが出てきて、視野が広がる。その広がった視野にこのイベントをうまく入れられたらなと準備を重ねてきました。ぜひ、参加される皆さんも、(様々な状況や環境が)落ち着きつつあるであろうこの時期だからこそ、新たなことにスタートしてもらえれば」(内藤さん)と、より多くの同スクールへの参加を呼び掛けます。
日本女子サッカーの環境が、男子や世界の女子サッカーに比べて少ないことも、同スクールの開校の後押しになったといい、「熱い戦いが繰り広げられるピッチ上の迫力・気迫・勇ましさ、そしてそれとは反対に、ゴールの瞬間、勝利の瞬間にみられる選手たちの女性らしく、また純粋にかわいらしく、つい応援したくなる笑顔も女子サッカーの魅力」と内藤さん。
今回のスクールでは、広く「学生」が受講対象となっており、小学生から原則大学生までの女子学生であれば参加可能ですが、それ以外の年齢でも女性であれば可。
申し込みは、同スクールの申し込みフォームまたはメール(案内ポスター画像に掲載)で受付。定員や申し込み締め切り日は定めていないとのこと。
開催当日は、小雨なら決行。中止の場合は、当日の16時30分から17時までに参加フォームに登録したメールアドレスに連絡予定。
当日は、運動できる服、靴、水、保険証のコピー (ボールは貸し出し)、保険料500円の持参が必要となります。
申し込み時に、「日吉駅に集合する」(18時20分集合)を選択すると、日吉駅から同グラウンドまで、歩いて案内してくれるサービスも。
なお、同スクールは、「今回の実施から改善を加え、年内には月2回程度の頻度で開催できることを目指したい」(内藤さん)とのことです。
(※)慶應義塾大学では、「Soccer(サッカー)」の「So」が「ソ」に近い発音という当時の解釈から、昭和2(1927)年以来の部(男子が発祥)の名称である「ソッカー」を現在も使っています。
【当日の様子】
【参考リンク】
・【サッカースクール】開校案内(慶應義塾体育会ソッカー部女子公式ツイッター)
・慶應義塾体育会ソッカー部女子主催サッカースクール申込書(Googleフォーム)
・慶應義塾体育会ソッカー部女子公式サイト(活動内容、試合日程など)
・下田グラウンドへのアクセス情報(同サイト)