横浜市保健所は、10代女性の「はしか(麻しん=ましん)」患者が発生したことを公表し、周囲へ感染させる可能性のある今月(2019年2月)11日(月・祝)の9時30分ごろに横浜駅から日吉駅まで東急東横線を利用していたことを明らかにしました。
市の発表によると、この女性は3連休の最終日となる11日朝にフィリピンから帰国し、成田空港から横浜駅東口の「YCAT(横浜シティ・エア・ターミナル)」へバスで移動し、その後に9時30分ごろの東横線で日吉駅まで移動したといいます。
はしか(麻しん)はウイルスによる感染症で感染力が強く、空気感染や飛沫感染、接触感染でうつるといい、感染した場合は38度以上の発熱や咳(せき)、鼻水、結膜の充血、全身の赤い発しんが現われるとのこと。
「同じ時間帯に利用された方で、利用後10日前後経ってから、麻しんを疑う症状が現れた場合は、事前に医療機関に電話連絡の上、指示に従い受診してください」(市保健所)と呼びかけています。
なお、一度かかったり、予防接種により十分な免疫をもっていたりする場合は、かかる心配はないとのことです。
【参考リンク】
・麻しん(はしか)患者の発生について(2019年2月15日、横浜市健康福祉局)
・麻しんについての解説(厚生労働省、「感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します」などの解説)