横浜市建築局は、2020年4月に箕輪町2丁目で開校を予定する市立「箕輪小学校(日吉台小学校第二方面校)」の校舎建設に際し、テレビの地上デジタル放送の電波受信に与える影響について、周辺で事前調査を行うもので、委託事業者の公募を始めました。
これによると、受信障害が起きる範囲などについて、来年2月まで期間に調べる計画で、東京スカイツリーから発射されている電波の影響については、マンション「プラウド日吉」側の9カ所で実施。
一方、鶴見区に置かれたテレビ神奈川(tvk)の三ツ池中継所からの電波については、再開発「プラウドシティ日吉」の計画地内や綱島街道の日吉ロイヤルマンション側など5カ所で実施する計画としています。
日本CATV技術協会によると、テレビの地上デジタル放送については、「アナログ放送とは異なり、ある一定の受信レベルを境に視聴の可否が別れます。そのため、建築が進むにつれ、ある日突然テレビが映らなくなってしまう恐れがあります」(同協会の資料)といい、「デジタル放送の受信障害は視聴者からもはっきりと見えるため、クレームに繋がり易く、さらに、現地(事前)調査を行わず建造物を建築した場合、発生したクレームに対する原因特定が難しく、紛争にまで発展する恐れがあります」(同)と注意を呼び掛けています。
5階建ての新小学校校舎だけでなく、20階建てのマンション棟が複数が建つ箕輪町2丁目の周辺では、テレビ受信への影響も気にかかるところです。
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【参考リンク】
・日吉台小学校第二方面校(仮称)新築工事に伴う電波障害事前調査業務委託~公募型指名競争入札の実施について(横浜市建築局、2018年10月16日公開)