区内被害額の6割は日吉エリアの高齢者、振り込め詐欺の“草刈り場”か? | 横浜日吉新聞

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2017年1月から3月までの「振り込め詐欺」被害金額は、日吉町と日吉本町の被害金額が突出

日吉エリアに住む高齢者は金持ちとでも認識されているのでしょうか。“オレオレ詐欺”や“還付金詐欺”の犯人から集中的に狙われています。港北警察署が今年(2017年)1月から3月まで3カ月間の犯罪認知件数をまとめた資料によると、区内で発生した「振り込め詐欺」で被害に遭った6786万円のうち、6割超を占める4168万円が日吉町と日吉本町で発生した事件によるものでした。

2月に日吉町内で息子を装う男に2770万円を騙し取られた事件を筆頭に、日吉本町内では3件で計1398万円の被害が起きており、現時点で日吉と日吉本町の両地区が被害金額の区内ワースト1位と2位を独占

役所や公共機関はお金を徴収するのは熱心だが、親切に電話でお金を返してくれることなどありえない(神奈川県警制作の映像より)

昨年(2016年)の被害状況を見ると、日吉町は1年間で1件82万円超の被害にとどまりましたが、日吉本町は8件・7355万円で区内ワースト1を記録し、加えて箕輪町も区内ワースト6位となる2件・1300万円を騙し取られています。

日吉エリアに住む高齢者は詐欺犯罪の恰好の“草刈り場”として狙われている可能性があります。電話口で息子(オレオレ)や役所(還付金がありますなど)を名乗った時点で「詐欺」と疑い電話を切る、または電話自体に一切出ないというくらいの対応が必要です。相手は訓練された詐欺のプロ集団です。電話でまともに話してしまったら、あらゆる手を駆使され、確実に洗脳されて騙されます

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【参考リンク】

振り込め詐欺発生情報(港北区)


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