ホテルと町内会が協力してイルミネーションの新名所が誕生――新横浜駅前(アリーナ側出入口)にある「新横浜グレイスホテル」(新横浜3)前の街路樹が初めてライトアップします。
同ホテルでは、新横浜町内会(金子清隆会長)が行う「ハマロード・サポーター」の活動に賛同。きのう(2017年)2月11日(土・祝)から3月31日(金)までの夜間に、新たにイルミネーションを点灯することになりました。
「ハマロード・サポーター」とは、地域の身近な道路を対象に、市民や地元企業などからなる地域のボランティア団体と行政(横浜市道路局)が協力し道路美化や清掃活動などを行う制度で、「安全・美しい・賑わいのある・環境にやさしいみちづくり」を目的とし、ボランティアで継続的に活動を行う市民・団体を道路管理者である横浜市が支援するものです。
新横浜に開業して以来26周年を迎える同ホテルでは、日頃からホテル前や周辺道路での美化活動を行っており、今回は「街を明るくすることで新横浜を訪れる観光客や訪問者をもてなし、また防犯上でも役立つのでは」と昨年(2016年)秋に新横浜町内会にホテル前のライトアップを初提案。同町内会と連携の上、横浜市や警察の許可・支援を得られ今回の実施に至ったといいます。
みぞれ交じりの雨が降る2月9日に同ホテル前のけやきの木計8本に、1本あたり約2千個、合計約1万6千個のLED電球を設置。2月11日夕刻に開催された点灯式では、同町内会やホテルの関係者が出席する中、同町内会副会長の尾島光夫さんと同ホテル専務取締役の伴久之さんが点灯のスイッチを押しました。
同ホテル総支配人の岩井昌弘さんは、「日頃、街の美化や防犯にも力を入れて活動してくださる町内会の皆さんや横浜市、警察の皆さんに恩返しをしたいと思っていました。当ホテルの宴会場を連想いただける優雅な電球色を選びました。華やかなイルミネーションを新横浜の新たな観光名所としてより多くの方々に知っていただき、訪れていただけるよう頑張りたい」と、初めて彩られたホテル前の街路樹を眺め、感慨深くその点灯の喜びを語ります。
同町内会では、「2019年のラグビーワールドカップ(W杯)や2020年東京オリンピックの開催により、世界中から多くの観戦・観光客が日産スタジアムやこの新横浜周辺の街を訪れます。ぜひ、この美しいライトアップをご覧いただき、また防犯上でも効果があるイルミネーション・スポットを増やしていけるよう、地道な活動を続けていきたい」と、より多くの企業・団体の活動への参画や、新たな「新横浜の新名所」への来訪を呼び掛けています。
【関連記事】
・日吉駅前の花壇ボランティアが国土交通大臣賞を受賞、ベンチ撤去と花壇拡張も実施へ(2016年9月16日)
・条例がない横浜市なら客引き可能?新横浜の歓楽街で店舗への注意喚起キャンペーン(新横浜新聞、2016年9月28日)
【参考リンク】
・ハマロード・サポーター(横浜市道路局管理課)
・新横浜グレイスホテル(公式サイト)