東急電鉄は同社が無料提供するスマートフォン向けの「東急線アプリ」で、2016年3月17日(木)から日吉駅の構内をカメラで映し、その様子を静止画で配信する実験を開始しました。
「駅視-vision(エキシビジョン)」と名付けられたこのサービスは、映像を個人が特定できない形に加工したうえで駅の混雑状況を分かるように画像で配信するもので、乗車の見合わせや迂回ルートの選択などに役立てることを目的としています。
田園都市線の溝の口とあざみ野駅で始まった実験段階では、イラストのような“絵”に置き換えて人の様子を表していますが、このほど始まった日吉駅では、実際の映像にモザイクをかけたような画像となっていました。
プライバシー保護と利便性の向上という両面を考えながら、さまざまな形で情報発信の実験を行っているようです。
なお、駅の画像配信は、アプリ内の左上にある「メニュー」をタップし、「TOKYU LABO」を選ぶと見ることができます。東急線アプリのダウンロードは無料です。
【関連記事】
・「東急線アプリ」に日吉駅の構内映像を配信計画、混雑情報の告知へ実験(2016年3月1日)
【参考リンク】
・駅構内カメラ画像配信“駅視-vision(エキシビジョン)”の実証実験を実施中!~武蔵小杉駅と日吉駅でも配信開始(東急電鉄、2016年3月17日)