日吉駅の構内を映したカメラ映像をアプリに配信へ――。東急電鉄は同社が無料提供するスマートフォン向けの「東急線アプリ」を2016年3月1日にリニューアルするのにあわせ、「駅視-vision(エキシビジョン)」と名付けた新たなサービスの実証実験を行うと発表しました。
これは、駅改札・コンコース付近に取り付けられた構内カメラから映像を取得し、個人が特定できない形に加工したうえで駅の混雑状況を分かるようにアプリに配信するもので、乗車の見合わせや迂回ルートの選択など、安全な行動判断に役立ててもらいたいといいます。
当初は田園都市線の溝の口とあざみ野駅の映像配信から開始し、その後、三軒茶屋や二子玉川、東横線では武蔵小杉と日吉駅でも配信を開始する計画としています。日吉駅では中央改札付近の映像となる予定です。
なお、今回の映像配信は実証実験として行われるといい、今後、取得したデータをどう活用するかについては「イッツ・コミュニケーションズ株式会社などの当社グループの媒体での配信についても検討します」との方針を示しています。
東急線アプリは2013年に公開され、運行情報が通知されたり、各駅の案内図や時刻表、列車の位置などを確認することが可能な無料アプリです。
【参考リンク】
・駅構内カメラ画像配信“駅視-vision(エキシビジョン)”の実証実験を開始します(東急電鉄、2016年2月29日)
・さらに快適に、便利に!3月1日(火)「東急線アプリ」をもっと便利にリニューアルします!(東急電鉄、2016年2月29日)