東急電鉄は無料提供するスマートフォン向けの「東急線アプリ」で、今年(2016年)3月から日吉駅など6駅を対象に行っていた構内画像の配信サービス「駅視-vision(エキシビジョン)」について、10月上旬から綱島駅など全60駅に拡大すると発表しました。

東急線アプリで配信実験中の日吉駅構内の画像(9月15日23時34分ごろ)
この画像は、駅構内に置かれたカメラから、個人が特定できない形に加工したうえで、駅の混雑状況を分かるように定期的に配信するもので、乗車の見合わせや迂回ルートの選択などに役立てることを目的としています。
これまで日吉駅などで行ってきた実験において、配信が適切に行えたことや、利用者アンケートで高い評価を得られたことに加え、運行支障時やイベント開催時などの混雑が見込まれる際に多くの利用実績が確認できたことから、正式に開始するといいます。
なお、東急電鉄では、2018年度初頭までには、こどもの国線と世田谷線を除く全85駅の画像を配信する予定です。
【関連記事】
・<日吉駅>「東急アプリ」に構内カメラ撮影の静止画を配信、混雑状況を告知(2016年3月19日)
・「東急線アプリ」に日吉駅の構内映像を配信計画、混雑情報の告知へ実験(2016年3月1日)
【参考リンク】
・東急電鉄が駅構内カメラ画像配信サービス“駅視-vision(エキシビジョン)”を正式に開始(2016年9月15日)
・東急線アプリの紹介(東急電鉄)