“次世代都市型スマートシティ”として再開発が行われている「Tsunashima(綱島)サスティナブル・スマートタウン」(綱島SST、綱島東4のパナソニック工場跡地)では、先月(2015年9月)から米国アップルの日本法人であるApple Japan(アップルジャパン)合同会社による研究開発拠点の建設が本格化しています。
アップルの研究開発施設は「テクニカル・デベロップメント・センター」(TDC)と名付けられ、地上4階建ての施設1棟と地上1階建て施設1棟の計2棟を、東京ドームのグランド面積ほどの敷地(1万3000平方メートル)に建てられることになっています。
工事期間は1年半後の2017年3月末日までとしており、再来年の春までには完成した姿が見られそうです。
9月29日現在、敷地内にはダンプカーや大型クレーン車が複数台出入りしており、工事が本格的に始まったことがうかがわれます。
8月の段階では施工業者は未定とされていましたが、設計を担当した大林組が工事も担当するようで、工事現場には「綱島TDC計画」という名称と、大林組の企業ロゴが描かれた看板が設置されています。
アップルの隣では、綱島SSTのエネルギー管理などを行う「タウンマネジメント施設」の工事も11月に控えており、こちらも大林組の看板が掲げられているため、工事も担当する可能性がありそうです。
なお、もう一つの大型施設である「アピタ横浜綱島店」については、今のところ動きは見えませんが、予定では来年(2016年)3月までには工事に着手し、2017年4月以降に建物を完成させることになっています。
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