パナソニック跡地開発「綱島SST」、11月にもタウンマネジメント施設の建築に着手 | 横浜日吉新聞

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パナソニック跡地に掲出された標識(2015年8月29日撮影)

パナソニック跡地に掲出されていた建築計画に関する標識(2015年8月29日撮影)

次世代都市型スマートシティ「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン(綱島SST)」としての再開発が決まっているパナソニック(旧松下通信工業)綱島事業所跡地(綱島東4)では、2015年9月中旬から米国アップル研究施設の建築に着手されるのに続き、スマートシティ全体の管理を行う「タウンマネジメント施設」の建築が11月初旬にも始まることが明らかになりました

現地に掲げられた「建築計画のお知らせ」の標識によると、「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウンエネルギーセンター建屋新築工事(建築工事)」を11月初旬から着工し、2年後の2017年12月に完成する予定としています。

大林組の事務所がすでに設けられている

大林組の事務所がすでに設けられている

この建築の発注者ですが、開発を主導するパナソニックでも野村不動産でもなく、なぜか「東京ガスエンジニアリングソリューションズ」となっています。
同社は、東京ガス子会社の東京ガス・エンジニアリングとエネルギーアドバンスが今年4月に合併して誕生したエネルギー関連事業を行う企業です。

東京ガスは、2014年4月に街びらきしたパナソニックの工場跡地を活用したエコタウン「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」(藤沢SST=神奈川県藤沢市)のマネジメント会社「Fujisawa SSTマネジメント株式会社」(パナソニックとパナホームで株式の50%を所有)に5%を出資して参画。家庭用燃料電池「エネファーム」の最新機器を導入している経緯もあり、その関係で綱島SSTにおいても関わることになったのかもしれません。

なお、設計者は米アップルの研究開発施設と同じく「大林組」となっており、既に現地には「大林組T&Dセンター綱島工事事務所」との看板も掲出されていました。

2015年8月29日現在の敷地内の様子。工事に関する建物などの整備が進んでいる

2015年8月29日現在の敷地内の様子。工事に関する建物などの整備が進んでいる

【関連記事】
エコタウン開発を目指すパナソニック跡地、9月中旬から米アップル大型施設の建設に着手(2015年8月18日)※地図や全体写真など詳細内容あり

【参考リンク】
「Fujisawa サスティナブル・スマートタウン街びらき。WEBサイトも本日公開」(パナソニックの2014年4月26日ニュースリリース)


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