激変した関内駅前の旧横浜市役所、3月19日に大規模施設「ベースゲート」が開業 | 横浜日吉新聞

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関内駅前の「旧横浜市役所」は、エンタテインメント・観光・飲食・ビジネスの大型拠点に生まれ変わりました。

三井不動産を代表企業とする8社は今週(2026年)3月19日(木)11時に関内駅前の旧横浜市役所跡で「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」をオープンします。

3月19日(木)にオープンを控える「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」はJR関内駅(南口)の目の前という位置(3月13日)

今から6年前の2020年4月、関内に置かれていた横浜市役所がみなとみらい線・馬車道駅前へ移ったことを機に、三井不動産をはじめ、鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、ディー・エヌ・エー(DeNA)、東急、星野リゾートの8社によって跡地(約1万6500平方メートル)の再開発が行われていたものです。

JR関内駅側から見た各建物・施設の位置図(ベースゲート横浜関内の公式サイトより)

3月19日に誕生するベースゲート横浜関内は、スポーツなどの「ライブビューイング施設」と、遊びとテクノロジーを融合させた「没入型体験施設」からなるDeNA運営のエンタテインメント施設をはじめ、東急モールズデベロップメントが運営を担う「商業・飲食エリア」、旧市役所庁舎を活用した星野リゾートのホテル、新築された33階建てのオフィスビルなどで構成。

観光集客・ビジネス・産学連携と主に3つの機能を担うことで、市役所移転後の関内を活性化させる拠点として期待されています。

ベースゲート横浜関内の平面図、図の下部がJR関内駅(公式サイトより)

DeNAがライブビューイング施設

注目を集めそうなのが“ライブビューイングアリーナ”と名付けてDeNAが運営する「THE LIVE(ザ・ライブ)」です。

関内駅(南口=横浜スタジアム側)を出ると高層ビルを背に現れる3階建ての建物を使ったザ・ライブには、幅約18メートル・高さ約8メートルの大型LEDビジョンと舞台を設置。

「THE LIVE(ザ・ライブ)」では独自の演出やMCなどで横浜DeNAベイスターズ戦のライブ中継を行うという(3月13日)

「LIVE FOOD HALL(ライブ・フード・ホール)」と名付けてビジョンを取り囲むようにテーブルやシートを設け、その背後には9つの飲食販売店が並びます。

ベイスターズファン向けの飲食店舗も目立つ(3月13日)

飲食とともに映像や舞台を楽しめる場となっており、「全試合がほぼ満員の状態」(DeNA南場智子会長)という横浜スタジアムでの横浜DeNAベイスターズ主催試合に加え、ビジターの試合も含めて全試合のライブ中継を計画。

メディアなど関係者向け公開日となった3月13日にはザ・ライブで「パネルディスカッション」を開き、ライブビューイング以外にも使える会場ということを示した。写真は右から一般社団法人STELLAR SCIENCE FOUNDATION(ステラ・サイエンス・ファウンデーション)の武部貴則代表理事、星野リゾートの星野佳路代表、ディー・エヌ・エー(DeNA)の南場智子会長、三井不動産の植田俊社長、司会の中村仁美さん

一方で「(横浜スタジアムで)試合のない日が290日あり、ここが目的になるような新しい体験を提供したい」(同)といい、「野球に限らず、サッカーやバスケットボールなどさまざまなスポーツライブで横浜の街を盛り上げ、音楽やお笑いといったコンテンツも提供したい」(DeNAスポーツ・スマートシティ事業本部の對馬誠英本部長)と意気込みます。

ザ・ライブの2階には最大の商品数を揃えたという球団オフィシャルショップも(3月13日)

ザ・ライブの2階フロアには球団のオフィシャルショップで最大の商品数を揃えた「BAYSTORE Flagship YOKOHAMA(ベイストア・フラッグシップ・ヨコハマ)」が置かれ、ここではプロ野球以外にも横浜を本拠地とするチームのグッズ販売も計画。3階は屋外環境を生かしたバーベキュー店舗「THE BBQ BEACH(ザ・バーベキュー・ビーチ)」となります。

記念撮影に応じるDeNAの南場会長と對馬本部長。なお、ザ・ライブは「ダイヤパレス」や「ヴェレーナ」のマンションブランドで知られる中区山下町の大和地所がネーミングライツ契約を結んでおり、正式名称は「THE LIVE(ザ・ライブ)supported by(サポーテッド・バイ)大和地所」、ワンダリア横浜は、この3月に「マルハニチロ」から社名を変えた食品大手のUmios(ウミオス)がネーミングライツ契約を結んでおり、正式名称は「ワンダリア横浜Supported by Umios」となっている(3月13日)

また、DeNAはザ・ライブの後方に建つ「タワー」と名付けられた高層ビル内の3階と4階を使って“没入型体験施設”と銘打った「ワンダリア横浜」も運営しており、横浜スタジアムが使われていない日でも関内の街へ一定の誘客効果が見込めそうです。

4つの区域に飲食など55テナント

ベースゲート横浜関内の商業店舗飲食店を中心に55のテナントがあり、4つの区域・建物に分散して営業します。

旧市庁舎の「ザ・レガシー」でJR関内駅寄りの3フロアは「有隣堂」が店舗を構える(3月13日)

旧市庁舎を使った「ザ・レガシー」のJR関内駅(南口)寄りでは「有隣堂」が地下1階から地上2階までの3フロアを使い、書店を核としてコワーキング&ラウンジやギャラリー&ショップ、雑貨、食品、飲食と多彩な“文化と食の融合拠点”を目指します。

「継承の道」には横浜に関する店舗が並び、観光客にも喜ばれそう(3月13日)

旧市庁舎とタワー(高層ビル)の間に設けられた通路「継承の道」では、「UNI COFFEE ROASTERY BON BON(ユニ・コーヒー・ロースタリー・ボン・ボン)」「横濱ハーバースタジアム」「横濱元町霧笛楼」「ガトー・ド・ボワイヤージュ」「HORIGUCHI COFFEE & GELATO(ホリグチ・コーヒー&ジェラート)」と横浜にゆかりを持つ店舗を揃えました。

スーパーやフィットネスジムも

マルエツが運営するスーパー「LINCOS(リンコス)」は尾上町通り側のタワー2階に位置(3月12日)

タワーではオフィスが中心の高層階に対し、低層階は各種テナントが入っており、2階に入ったマルエツによるスーパーLINCOS(リンコス)」(売場面積269坪=約890平方メートル)は、利便性の高いテナントとして関内への通勤者や野球観戦者などに喜ばれそう。

8階フロアを占める「YSAスポーツと医科学のジム横浜関内」は、公益財団法人横浜市スポーツ協会が運営する会員制フィットネスジム。クリニックも併設しています。

市スポーツ協会による「YSAスポーツと医科学のジム横浜関内」はどこかホテルのような雰囲気(3月12日)

横浜スタジアムが眼下に見える場所もあり、試合を眺めることもできそう(3月12日)

トレーニングマシンや低酸素環境といった設備面だけでなく、ホテルのような環境を志向し、ロート製薬が「集中力や活力を高める空間」を目的に開発した香りで演出眼下に横浜スタジアムを一望しながらトレーニングできる環境も注目です。

6階にある新産業創造拠点への入居はこれから(3月12日)

6階は「新産業創造拠点」として「STELLAR SCIENCE FOUNDATION(ステラ・サイエンス・ファウンデーション)」が研究拠点として整備し、一部は賃貸ラボ&オフィスの「三井リンクラボ横浜関内」となっています。

星野リゾートのホテルは4月21日に

観光面では旧市庁舎を活用した星野リゾートによる都市型ホテルOMO(おも)7(セブン)横浜」が4月21日(火)にオープンを予定。

ザ・ライブの3階にあるバーベキュー店舗から見た旧市庁舎を使ったホテル「OMO(おも)7(セブン)横浜」(3月12日)

「数字的に観光客を一番集めているのが都市であり、都市にこそ観光客の方が楽しく滞在していただけるホテルがあるべき」(星野リゾートの星野佳路代表)というコンセプトの「OMO」ブランドによるホテルとなりました。

ペット連れでも宿泊できる環境や、ガイドツアーを含め関内や野毛など街の詳しい案内を行ってくれるスタッフ“OMOレンジャー”の配置などを特徴とし、既に宿泊予約は受付中です。

OMO(おも)7は4月21日にオープンを予定し、館内にはベーカリーも(3月12日)

宿泊者以外でも、カレーパンが一押しだという「OMOベーカリー」や、横浜らしいメニューを提供する「OMOダイニング」は利用可能となる予定です。

このほか、京急電鉄は公道を時速20キロ未満でゆっくり走って街の見どころを案内する「グリーンスローモビリティ」に「関内マーロ(Mollo)」と名付け、3月19日(木)から運行を始めます。

時速20キロ未満で走る新たな「グリーンスローモビリティ」の運行も始まる(3月12日)

オープン翌日の3連休にイベント

ベースゲート横浜関内では、オープン翌日の3月20日(金・祝)から22日(日)までの3連休に“オープニングフェスティバル”と題した開業記念イベントを企画。

ステージ(13:00~16:30)や横浜マーケット(11:00~17:00)、フォトスポットの設置、子どもも楽しめる体験型コンテンツの提供、抽選企画などが予定されています。

ベースゲート横浜関内はJR関内駅(南口=横浜スタジアム側)を降りて目の前という優れた立地環境にあり、隣接地(北口側)でも再開発が計画されている(3月12日)

関内駅前では旧市役所の跡地に隣接する「北口地区」(駅前ショッピングセンター「セルテ」跡など)でも高層ビル化などによる再開発が計画されており、ベースゲート横浜関内の開業は関内の街が大きく変化する第一歩となります。

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の一部共通記事です

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日吉・綱島から“電車一本”、2020年は「横浜市役所」が馬車道駅近くへ移転(2020年1月7日)

【参考リンク】

東急モールズデベロップメント「『BASEGATE横浜関内』がいよいよ3月19日(木)開業!初出店・新業態を含む入居テナントの全店情報を公開」(オープンは3月19日、イベントは20日~23日)

BASEGATE(ベースゲート)横浜関内の公式サイト(関内南口=横浜スタジアム側駅前、旧横浜市役所)

ホテル「OMO(おも)7(セブン)横浜」(星野リゾート、オープンは4月21日)


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