慶應義塾と日吉の小学校がつながり、約180人が参加する「美術ワークショップ」が初めて実現しました。
2020年4月の開校から5周年を迎えている箕輪小学校(箕輪町2)では、今月(2026年)2月10日、5年生児童約180人が、初の「マーブリング体験」に挑戦。
卒業を控えた6年生へのプレゼントに使用する作品づくりを行いました。
今回のワークショップは、慶應大学理工学部システムデザイン工学科「小檜山研究室」(日吉3)による「防災×市民科学×アート」ワークショップ(2025年10月、箕輪町内で開催)に出席した同校児童の保護者のつながりもあり、授業の構想がスタート。
「6年生への特別なプレゼント」を検討していた5年生クラスの要望もあり、同イベントに参画していた、西洋美術史専攻の荒木文果(ふみか)准教授を招いての今回の「マーブリング体験」が初めて実現したものです。

荒木准教授が登壇し子どもたちを「マーブリング」の世界へを誘う。今回の「マーブリング」ワークショップは、国内外における慶應義塾の名声を維持・向上させ、その教育・研究・医療の持続的発展に寄与することを目的とし、2015(平成27)年から運用を開始したという「石井・石橋基金」を使用しての事業として行われているという
この日は、荒木准教授や同大学日吉美術研究室(慶應日吉キャンパス内)の職員、イベント実施の呼び掛けに応じた学生らが来校。
3クラス約90人ずつの2回に分けて授業を実施するスタイルで、西洋では15世紀から続くという伝統的な技法の「マーブリング」に初挑戦しました。
水などの液体に落とした絵の具が模様を生み出し、そこに紙を浸して絵柄を写し取る「マーブリング」を初体験した子どもたちの多くから、「予想できない」絵柄の作品が生み出される瞬間に大きな歓声が上がります。
ワークショップの最後の時間帯では、マーブリングの本場・イタリア北部の街フィレンツェに訪問した際に撮影したという動画も披露、職人がマーブリングを実際に行う場面に驚きの声が上がるなど、西洋美術の世界を知ることができる貴重な時間を共有していました。
荒木准教授は、「小学生にこの規模でのワークショップを実施するのは初めて」と、100人近い人数の児童が同時に参加しての“大型授業”を無事に実施できたことを喜びます。
今回のイベント開催に尽力した同小学校児童の保護者で「おやじの会」メンバーの秋山浩平さんは、「今回のことが、近くにある慶應大学と箕輪小学校の“良い関係”を作っていくきっかけになれば」と語っていました。
今回の作品は、卒業する6年生にメッセージカードなどとして送られるプレゼントに使用される予定とのことで、世界にまたとない「記念品」としての大きな役割を果たすことになりそうです。
【関連記事】
・<綱島SST>アートで防災を考える初ワークショップ、慶應理工が学生の参加者募集(2024年10月11日)
【参考リンク】
・【みのわ日記】週末ふりかえり(横浜市立箕輪小学校)




