日吉駅西口の花壇が大規模リニューアル、樹木は「平和の象徴」オリーブをシンボルツリーとして新たに植え替えを完了しています。
日吉駅西口エリアでの3カ年の地域緑化計画「日吉西地区緑化計画~あつまれ日吉の森プロジェクト」をおこなう日吉グリーンアクションは、先月(2022年)2月14日から17日まで、今年度(2021年度)内の大きな活動としては最終段階となる日吉駅西口花壇の大規模リニューアル工事を実施。
ケヤキとツツジが良好に育つことが困難であると判断し、ケヤキを伐採したうえ、花言葉などから「平和の象徴」ともいわれるオリーブの木を新たに植樹しています。
「四季を感じる緑地とする」ことを目的に、日吉駅前商店街でも進めてきたオリーブのプランター設置にもあわせ、初夏に花、また秋以降には実も楽しむことができるというオリーブの木をシンボルツリーとして選び植樹。
慶應義塾大学日吉キャンパス(日吉4)の森と「緑」でつながることを意識し、緑地の保全活動に取り組んでいる「慶應義塾大学・日吉丸の会」(同、小宮繁代表)の協力を得て、蝶が花を好むというブッドレア、鳥が実を好むといわれるムラサキシキブを植えるなど、四季を感じる緑地とするほか、生物多様性の保全に寄与することも目的としたリニューアルをおこなっています。
今回の緑化工事は、土地所有者である東急株式会社(東京都渋谷区)の理解や協力を得た上、東急グループの緑化工事やコンサルティングを手掛ける東急グリーンシステム株式会社(青葉区荏田町)が実施。
工事はいずれも夜間におこなわれ、特に工事初日に伐採されたケヤキの一部を、横浜市立箕輪小学校(箕輪町2)に提供し、児童らが制作する予定の樹木札や看板づくりに活用する予定です。
また、かつて日吉が「イチゴ」の生産地だったという歴史も踏まえ、今回の緑化では、フユイチゴを植栽するといった新たなチャレンジもおこなっています。
さらに、花壇奥の高い壁際には、高さが出て丈夫でたくさん花を付けるというルリマツリやアナベルを配置。
ローズマリーやタイム、ラベンダーは、日吉中央通り(日吉本町1)に設置したプランターと同種の苗を植えることでの“つながり”を意識しているといいます。
さらにスロープ側の花壇では、奥には高さの出るローズマリー、手前は車椅子や子供達の目線に合わせて丈の低いヒューケラを選択したといい、「四季折々の花と緑を楽しんでもらえれば」と日吉グリーンアクションの塚原万実委員長は、一つひとつの草花を選択した理由について説明します。
日吉グリーンアクションでは、横浜市からの助成金や企業・団体などからの協賛金を得ての活動をおこなっており、「現在、活動を担うメンバーを募集しています。花苗の植え替えや手入れ、水やり、またインターネットの情報発信などでももっと地域に活動を伝えていきたいと思っています」と、現場での活動やつながりづくりといった多方面でのボランティア人材も募集しているとのこと。
3カ年計画の中でも、「最も大掛かりな工事となりました」と塚原委員長。
あと2年間、市からの助成金などを得ながらの活動をおこなっていくにあたり、「広く地域の皆様に、当会の活動を伝え、また通りかかる際にも、日吉ならではの花と緑を楽しんでもらえれば」と、同会の活動の意味や意義についても周知し、また地域住民のプロジェクトへの新規参加も呼び掛けていく考えです。
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【参考リンク】
・日吉グリーンアクション公式サイト ※作業・活動報告や活動計画のページも。ボランティアも募集している
・HIYOSHI Green Action 箕輪小学校へのケヤキ提供について(日吉台町内会)
・日吉駅西口駅前緑化工事はじまりました(進捗報告)(同)
・オリーブの木の花言葉(「美容室、横浜、日吉のACTグループ、宇都宮、ラリュエル、ブランコグループ、内田敏夫の一生元気で美しく」Amebaブログ)※内田敏夫社長(日吉中央通り会会長)もボランティアで参加