“地域への感謝”を込めて、綱島で最も歴史ある保育園が「移動動物園」を開きます。
あす（2024年）6月22日（土）10時30分から14時まで（雨天時は29日（土）に延期）、綱島公園（綱島台）のこどもログハウス「モッキー」前の広場にて、5年ぶりとなる「移動動物園」を開催します（参加無料）。
6月22日（土）10時30分から14時まで綱島公園モッキー前広場で5年ぶりに開催「移動動物園」の案内ポスター（尚花愛児園サイト）
綱島で最も長い歴史を持つ認可保育園「尚花（しょうか）愛児園」（綱島西2）と同後援会（中森伸明会長）、「第二尚花愛児園」（同1）と、「尚花ぞうさん保育室」（同2）が企画し、1998（平成10）年から開催してきた四半世紀（25年間）にわたる人気企画。
最後に開催していた2019年は「ポニー券のカウントを基に数えたところ、約2800人にご来場いただくほどの盛況ぶりでした」と、同年から園長に就任、同園を運営する社会福祉法人仁成会（綱島西2）の理事長として2021年に就任した生稲（いくいな）悦男さんは、“地域に開かれた保育園”を目指し、実施するイベントの人気を喜びます。
2019年には概算で2800人が訪れるという盛況ぶりだった（過去開催時）
「移動動物園も、区内イベントに登場している鼓隊（こたい）も、前理事長・園長（生稲精子さん）の時代にスタートしたものです」と、いずれも“地域とともに歩む”園の取り組みとして生まれたものであることを説明します。
人気を博している「ポニー」は、前回までの2頭から3頭に増やす予定だといい、ヒツジやうさぎ、モルモットなどやひよこなどもやってくる予定とのことです。
「ポニー」乗車も大人気で長い列が。開始時刻から乗車する際のチケットが配布されていた（過去開催時）
「当日のコンディションでやってくる動物は変更があるようです。りんごやにんじん、小松菜やキャベツ、さつまいもやパンの耳といった、動物にあげてもいいとされるエサを各自持参いただければ」と生稲さん。
熱中症対策のため、ドリンク類のみ販売する予定があるとのことですが「それぞれの待ち時間が長くなることも考えられますので、暑さ対策はしっかりとご来場いただければ」と呼び掛けています。
うさぎやモルモットなど小動物との出会いも楽しめそう
「戦後の混乱期の乳幼児を保育するために」（同園サイト・沿革）と、1946（昭和21）年4月に当時の「南綱島」（現綱島東1）で同園が開園した頃は、港北区内に保育園はまだ6園しかない時代（生稲さん）だったとのこと。
1951（同26）年に現在地（綱島西2）に移転して以降も、綱島で最も長い歴史を持つ「地域に根差した」保育園としての役割を果たしてきました。
綱島西2丁目にある「尚花愛児園」。1951（昭和26）年に現在地（綱島西2）に移転した歴史を持つ
2015（平成27）年には「第二尚花愛児園」、翌2016年（同28）年に「尚花ぞうさん保育室」を開園。来年度（2025年度）からは約1年半の時間をかけて「尚花愛児園」の大規模修繕にも取り組む予定とのことです。
「地域の子育て支援活動として、園庭解放や育児相談、育児講座なども行っています。ぜひ園にもアクセスいただければ」と生稲さん。
「綱島地区センター」にも近い綱島西1丁目の高台にある「第二尚花愛児園」
綱島の街に生まれ、多くの人に支えられ発展してきた約170人の乳幼児が日々を過ごす、歴史ある保育園の日々のチャレンジは、多く子育てを行う人々に“勇気”を与え、これからも地域内外での存在感を発揮することにもつながりそうです。
園内には園や地域の歴史を伝える展示も行われている
綱島の街中に貴重な園庭も。創立者・伊東きよの園長（初代）時代からの理念を引き継ぐ「地域の子育て支援活動」にも取り組んでいる
【関連記事】
・【最新記事】今週末6/2（土）は綱島公園で「移動動物園」、地元保育所が20年続ける人気企画（2018年5月31日）
・恒例の「移動動物園」は6/4（土）10時30分から13時まで綱島公園で開催（2016年6月2日）※追記レポート有
【参考リンク】
・6月22日(土)に移動動物園を開催します！（社会福祉法人仁成会～尚花愛児園）※昨年度（2023年度）は園内でのみ開催したとのこと
・綱島公園の場所～こどもログハウス「モッキー」付近（Googleマップ）
