<綱島公園プールは存続>テニスコート転換床を撤去、2025年夏に営業再開へ | 横浜日吉新聞

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今夏も休業となりますが、プールの存続と来年夏の再開方針は決まりました。

横浜市みどり環境局の北部公園緑地事務所は、設備の大規模な不具合で昨夏(2023年)の営業を中止していた「綱島公園プール」(綱島台)について、今夏も休業して復旧工事を行い、来年(2025年)夏からプールとしての営業を再開する方針です。

綱島公園プールは毎年7月から9月まで3カ月ほどの営業だが、新型コロナ禍以前の2019年夏は1万2104人の利用があり、2年前の2022年夏はコロナ禍の影響を受けながらも8446人が訪れたという(資料写真、2016年)

綱島公園プールは、1988(昭和63)年に25メートルプールと幼児向けの子ども用プールが現在の場所に設けられ、25メートルプールについては夏場(7月~9月)のプール営業を終えると可動式の床で水面に“フタ”をし、テニスコートに転換していました。

ただ、オープンから約35年が経過するなか、老朽化によって可動床に不具合が発生したことから、2022年2月にはテニスコートとしての開放を中止し、昨年夏はプールの営業自体を取り止めています。

北部公園緑地事務所によると、可動床の撤去や固定化、プール自体の廃止も含めて今後のあり方を検討してきましたが、プールの再開や存続を求める声が多く寄せられていたといい、このほどプールを再開させる方針を決定。

プール営業を終えると可動床で“フタ”をする形でテニスコートとして使われていた(資料写真、2020年)

可動床の設備自体をすべて撤去したうえで、25メートルプールに新たな床面をつくる作業などを今年度中に実施し、来年夏にプールとしての営業を再開する計画です。

2年連続でプールは使えないことになり、シーズンオフのテニスコート場も廃止となってしまいますが、老朽化で廃止される公営プールも見られるなか、存続方針が決まったことは朗報と言えそうです。

【関連記事】

綱島公園プールに大規模な「設備不具合」発生、2023年夏の営業を断念(2023年7月4日、前年の休業を伝える記事)

・【過去記事】子どもに人気の「篠原園地プール」は今夏で廃止、8/31(金)まで最後の営業(新横浜新聞~しんよこ新聞、2018年7月20日、港北区内でも老朽化により廃止された公営プールがある)

【参考リンク】

綱島公園プール(2024年夏も休業、2025年夏再開予定)


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