綱島駅前で“定食メニュー”を楽しむ、「しぶそば綱島店」が独自の取り組み | 横浜日吉新聞

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新線の開業で街も盛り上がる綱島駅前。オープン3周年を迎えた「駅そば店」が、他店にはない独自の取り組みを行っています。

今年(2023年)3月末でオープン3周年を迎えた「しぶそば綱島店」は綱島駅東口すぐの場所にある(6月27日)

今年(2023年)3月末でオープン3周年を迎えた「しぶそば綱島店」は綱島駅東口すぐの場所にある(6月27日)

綱島駅東口(綱島西1)に2020年3月末にオープンした「しぶそば綱島店」は、東急グループの株式会社東急グルメフロント(東京都目黒区)が経営。

東急沿線を中心とした他の13店舗にはない独自の「定食」メニューを取り扱い、夕方から夜を中心に扱う独自の「おつまみ」メニューにも工夫を凝らしているといいます。

現在、“綱島店限定”だという「定食」は、生姜(しょうが)焼き定食(通常サイズ800円、肉2倍1200円、価格は全て税込)、から揚げ定食(6個800円、10個1000円)、ぴり辛ねぎとから揚げ定食(5個900円)、また季節のメニューとして焼き塩さば定食(900円)の4種類を提供しています。

生姜焼き定食の通常サイズ(800円)。小さなお椀に「お蕎麦」を採用しているのも「そば店」らしい特色となっている

生姜焼き定食の通常サイズ(800円)。小さなお椀に「お蕎麦」を採用しているのも「そば店」らしい特色となっている

から揚げ定食は6個(800円・写真)と10個(1000円)から選ぶことができる。ご飯の大盛りは無料(写真は「普通盛り」)

から揚げ定食は6個(800円・写真)と10個(1000円)から選ぶことができる。ご飯の大盛りは無料(写真は「普通盛り」)

ぴり辛ねぎとから揚げ定食(5個900円)には「ぴり辛ねぎ」がたっぷりと入っていた(ご飯は「大盛り」で注文)

ぴり辛ねぎとから揚げ定食(5個900円)には「ぴり辛ねぎ」がたっぷりと入っていた(ご飯は「大盛り」で注文)

「焼き塩さば定食は7月から導入した新メニューとなっています」と、同店の立ち上げ時には店舗開発を担当していた営業部の林直己(なおき)さん

営業部の林さんは綱島店の立ち上げにも尽力。春に取材を受けた「うどんそば関東」の動画作品も反響が多いと語る

営業部の林さんは綱島店の立ち上げにも尽力。春に取材を受けた「うどんそば関東」の動画作品も反響が多いと語る

「しぶそば」店舗の多くは「駅ナカ」立地にあり、「路面店はここだけになることから、駅近くの地元地域の皆さんに“日常使い”でご利用いただけるようにと、多彩な定食を用意しています」と、“客層が(他店と)異なる”という綱島店の特色について説明します。

2階フロアでもゆっくり座って「ちょい飲み」を楽しめる。店長の森さんは昨年(2022年)8月から店長に就任した

2階フロアでもゆっくり座って「ちょい飲み」を楽しめる。店長の森さんは昨年(2022年)8月から店長に就任した

少しずつ認知度も上がってきているものの、イートイン部分が「2階」にもあり、また、しぶそば店舗ではやはり“初”だという座敷スペースを設置したことも、「定食」を採用した理由の一つになったと林さんは語ります。

電話(045-633-7708)で座敷や2階席の予約も可能

電話(045-633-7708)で座敷や2階席の予約も可能

「定食」メニューに採用しているお米については、地元・箕輪町3丁目で130年超の歴史を持つ「お米のかどや」(角屋商事株式会社)からの仕入れも継続。

オープン時は副店長だったという店長の森聡さんは、通常の定食メニューに見られる「お味噌汁」は採用せずに、小さなお椀(わん)に「お蕎麦(そば)」を採用しているのも、そば店らしい同店らしいアレンジだと、同店らしい“小さな工夫”を行っていると説明します。

蕎麦いなり(1個120円)を手にする店長の森さん

蕎麦いなり(1個120円)を手にする店長の森さん

いずれもオーダーが入ってから調理を行うといい、「揚げる、焼くといった“手作業”での対応となるので、10分前後お待たせするケースもあります」と、森さんは、それでもオリジナルメニューとして好評を博しているという“定食”の味わいを楽しんでもらいたいと呼び掛けます。

座敷は予約可、最多の「おつまみ」にも独自メニュー

夕方(平日は17時以降、土日祝 は15時以降)から夜にかけて楽しむことができるという「お飲み物」「おつまみ」メニュー、また“揚げたて”だという「天ぷら」メニューも人気に。

「おつまみ」メニューは綱島店が最多。“揚げたて”「天ぷら」も大人気だという

「おつまみ」メニューは綱島店が最多。“揚げたて”「天ぷら」も大人気だという

「おつまみ」メニューの“充実ぶり”も他店にはないものだといい、「さきいかの天ぷら(200円)や、蕎麦いなり(1個120円)は独自に考案したものです」と、店長の森さんは、“そば店”らしい一品料理を模索する中で知ったレシピをメニューに採用したことを明かします。

「そば店」らしい一品料理メニューとして考案された蕎麦いなり

「そば店」らしい一品料理メニューとして考案された蕎麦いなり

2階の座敷スペースは電話での事前予約も可能だといい、「11時~14時のランチタイムを除き、お電話はお問い合わせをいただければ」と、座敷は6人、テーブル席(2階)は10人まで使用可能だという夕方から夜間の予約利用についても呼び掛けています。

テイクアウトや「ギフト」利用、サブスクリプションでの利用も好調とのこと

テイクアウトや「ギフト」利用、サブスクリプションでの利用も好調とのこと

なお、同店の営業時間は平日は7時から22時まで、土曜日は11時から21時まで。日・祝は11時から20時まで。いずれもラストオーダーは閉店15分前まで。

店頭には「赤提灯(ちょうちん)」を掲げた。「夜は灯りを灯して皆さんを出迎えたいですね」と林さん

店頭には「赤提灯(ちょうちん)」を掲げた。「夜は灯りを灯して皆さんを出迎えたいですね」と林さん

土曜のランチタイムはファミリー層の来店で賑わうことも多い状況となっていますが、「日曜日は比較的お席に余裕があります。ぜひご来店ください」(森さん)とのことです。

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【参考リンク】

しぶそば公式サイト(株式会社東急グルメフロント)

しぶそばメニュー(綱島店)(同)

(神奈川)早朝6時から始まる駅前立ち食いそば屋のリアルな1日(うどんそば 関東のYouTube動画)


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