高田小入口バス停付近の高田西3丁目、土地利用に制限設ける「市街化区域」に | 横浜日吉新聞

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横浜市は、これまで市街化を抑制すべきエリア(市街化調整区域)としていた高田西3丁目の一部(約1.4ヘクタール)で、「市街化区域」に変更する計画で、今月(2017年10月)27日まで法定縦覧と意見書の受付が行われています。

今回の線引き見直し対象地域は「高田小学校入口」バス停の交差点に近い一画(写真右側付近)

これは、都市計画の「線引きの見直し」と呼ばれるもので、農地や緑地が中心だった地域に住宅が建ったり、近くに道路や鉄道などのインフラ整備が行われたりした場合に、開発を促進する「市街化区域」に編入することを目的としています。

市街化区域になると、土地の利用用途が指定され、建物の高さなどにも制限がかかります。また、土地の所有者には都市計画税(0.3%)が新たに課税されるといいます。

今回の線引き見直しでは、横浜市内約200地区で計画されており、港北区内では高田西3丁目のほか、新吉田町と新羽町をはじめ、北新横浜二丁目や小机町など5カ所が対象となっています。

高田西3丁目の線引き見直し対象地域付近の地図(横浜市都市整備局の特設ページより)

「高田小学校入口」バス停の交差点に近い高田西3丁目の36番地から40番地付近で、現在は大きな一戸建て住宅や事業所、畑、駐車場などに使われており、緑が目立ち住宅の比較的少ないエリア

これまでは土地の用途地域が決められていませんでしたが、「第一種住居地域」や「第一種低層住居専用地域」に変えられる予定。今回の変更対象エリアの隣接区域は、すでに一戸建ての住宅街となっています。

【関連記事】

新吉田から新羽町にかけての土地を“開発区域”に編入、きたせん開通も影響か(しんよこ新聞、2016年10月20日、港北区内の他の線引き見直し対象区域について)

【参考リンク】

高田西3丁目の線引き見直し対象地域のマップPDF、横浜市)

「都市再開発の方針」および「線引き」の見直しについて(横浜市都市整備局)

今回の見直し対象となる高田西3丁目の36番地付近(グーグルマップ)


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