キッズクラブは小学校の空き教室などを使い、放課後の居場所を提供する横浜市の事業です。これまで下田小学校では「はまっ子ふれあいスクール」という形で、同様に学校内で放課後の居場所が提供されていましたが、開設時間が18時までであることや、夏休みや冬休みなどの長期休業中や土曜日の開始時間が9時からであるため、日中働く親にとって若干使いづらくなっていました。
キッズクラブでは、学校のある平日は放課後から19時まで開設され、土曜日や長期休業中は8時30分から19時まで利用が可能です。また、運営主体は、はまっ子ふれあいスクールではPTAや地域の人などで組織された「運営委員会」が担っていますが、キッズクラブはNPO法人や学校法人、株式会社などが行う形に変わります。
一方、キッズクラブでは17時以降の利用に際しては、別途料金を支払う必要があります(月5000円または1回800円など)。
下田小学校では、現在の「はまっ子ふれあいスクール」において全児童の7割が利用登録を行っており、市内でも高い登録率となっています。放課後の居場所に対するニーズは強いものとみられます。
横浜市では、2017年春から36校でキッズクラブを開設することにともない、下田小学校などでNPOや学校法人、株式会社などの運営主体を公募しています。今月26日(木)に事業者向けの説明会を行うほか、6月30日(木)には下田小学校での現場見学会も実施する予定です。
なお、運営主体が新たに決定した場合でも、現在のはまっ子ふれあいスクールのスタッフ(下田小学校の場合は10名)を原則として雇用することとしています。
【関連記事】
・小学生の放課後を預かる「学童保育」、日吉地区の2施設が12月に説明会(2015年11月24日、下田小学校の校区内には「はまっ子ふれあいスクール」とは別に、放課後の居場所として小学校の近くで「下田学童保育所」<放課後児童クラブ>が長年にわたって運営されています)
【参考リンク】
・「放課後キッズクラブ」についての解説(横浜市)
・平成29年春開設 横浜市放課後キッズクラブ 運営法人募集説明会・現場見学会の開催について(横浜市、各小学校の詳細情報あり)
・港北区内における「放課後児童育成事業」の一覧(PDF、港北区、「放課後キッズクラブ」と「はまっ子ふれあいスクール」、「放課後児童クラブ」のすべてを紹介)