<港北区・がけ地調査>日吉本町2丁目の一部斜面エリア、避難勧告発令の対象に | 横浜日吉新聞

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港北区は今年(2016年)4月から7月にかけて区内で行った約940カ所の「崖(がけ)地」を調査した結果、日吉本町2丁目の一部と大曽根台の一部、鳥山町の一部の3箇所について、「土砂災害警戒情報」の発表とともに避難勧告を一斉に発令する対象に選定したと発表しました。

今回選定された日吉本町2丁目の斜面付近に設けられた歩行者通路は通学路にもなっている

今回選定された日吉本町2丁目の斜面付近に設けられた歩行者通路は児童の通学路にもなっている

これは、地質専門家の調査を踏まえて、崖崩れが発生した場合に人家に著しい被害を及ぼす可能性があることが分かった地域で、「地盤が弱く、斜面勾配が急である」「擁壁に亀裂が入っている」「斜面から湧水が出ている」「斜面の水が集まる地形である」などの条件から選んでいるといいます。

今回選定された日吉本町2丁目の地域は、慶應下田学生寮が置かれた丘の上付近と、駒林小学校の近くを結ぶ階段状の歩行者通路が設けられているエリア。付近は木々が生い茂っていますが、何軒かの家が建っています。

今後、これらの3箇所では、大雨時などに土砂災害警戒情報が発表されると同時に避難勧告が発令されることになります。

【関連記事】

<丘の多い日吉は特に重要>横浜市が港北区内940カ所の「がけ地」を現地調査(2016年4月14日)

【参考リンク】

「土砂災害警戒情報」の発表とともに避難勧告を一斉に発令する対象区域(即時勧告対象区域)(横浜市、対象地はグーグルマップでも表示可能)

「土砂災害警戒情報」の発表とともに避難勧告を一斉に発令する対象区域(即時勧告対象区域)の更新についてPDF、最終ページに対象地の位置図)


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