米アップルのクックCEO、綱島での研究内容は「明言避けたい」と日経に語る | 横浜日吉新聞

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建物自体はほぼ完成している米アップルの研究所「綱島テクニカル・デベロップメント・センター(綱島TDC)」(2016年10月15日)

建物自体はほぼ完成している米アップルの研究所「綱島テクニカル・デベロップメント・センター(綱島TDC)」(2016年10月15日)

米アップルのティム・クックCEO(最高経営責任者)は、綱島東4丁目のパナソニック工場跡地「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」(綱島SST)に建設中の研究所「綱島テクニカル・デベロップメント・センター(綱島TDC)」について、研究内容に関して日本経済新聞の取材に「(今)明言することは避けたい」と答えていたことがわかりました。

同紙電子版に今月(2016年10月)16日21時22分に掲載された来日インタビュー記事「米アップルCEO『スマホ、まだ草創期』」によって明らかになったもので、日経新聞の「横浜に研究開発拠点を設けるのはなぜですか」という問いに対し、同CEOが「間もなく業務を始める予定で、非常に楽しみにしている。深いエンジニアリングを手掛けるが、(研究内容については今)明言することは避けたい。エンジニアリングやそのほかの面で非常に優れた国だから、ここに拠点を構える」などと語っていたものです。

綱島TDCでは室内でも作業が行われている

綱島TDCでは室内でも作業が行われている(2016年10月15日)

米アップルの日本法人であるApple Japan(アップルジャパン)合同会社(東京都港区)では、今月27日までの期限で大手求人サイト「リクナビNEXT」に求人広告を掲載しており、そこでは勤務地を「Yokohama Technical Center(ヨコハマテクニカルセンター)」とし、「アナログIC評価エンジニア」などの募集を行っています。募集概要では、9時から17時30分までの勤務時間で、完全週休2日制としています。

建物はほぼ完成しているものの、その中でどんな研究が行われるのかに関しては、日本だけでなく世界中の注目を浴びそうです。

【関連記事】

米アップルCEOが安倍首相に12月完成伝える、綱島SST・研究所の現状レポ(2016年10月16日)

「日本の社員数は2900名」米アップルの公表に驚き、綱島での情報公開も期待(2016年8月5日)

【参考リンク】

来日インタビュー 米アップルCEO「スマホ、まだ草創期」(日経電子版、2016年10月16日公開記事※一部会員のみ)

アップル、ヘルスケアに照準か 横浜に開発拠点(日経電子版、2014年12月11日公開記事)

Apple Japan合同会社の求人情報ページ(リクナビNEXT)


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