「子育て情報アプリ」港北区が開発を目指す、情報発信への期待感が背景に | 横浜日吉新聞

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川崎市が富士通とともに開発して実証実験を行った「あさお子育てポータル」

港北区の子育て世代向けに情報提供アプリを――。横浜市港北区は、行政が持っている情報の「オープンデータ」を活用し、子育て情報のスマートフォン・アプリ提供へ向けた検討が始まっています。

OKP=オープンデータを活用した/子育て情報サービス検討/プロジェクト」と題し、港北区では区民や地域の子育て支援の団体などから意見の集約を進めており、2016(平成28)年度(2016年4月~2017年3月)中にアプリの開発を行っていく考えです。

オープンデータを活用した子育てアプリについては、川崎市が麻生区の地元企業である富士通と協業し、昨年(2015年)1月から「あさお子育てポータル」の実証実験を始めています。この実験を経て、今年4月からは「かわさき子育てアプリ」として新たに提供が行われる予定です。

3月11日には区内の子育て支援に関わる団体の担当者ら約40人が集まり議論を行った

3月11日には区内の子育て支援に関わる団体の担当者ら約40人が集まり議論を行った

港北区ではこの川崎市のアプリ開発を参考に、今年1月から独自アプリ開発の検討に着手。子育て支援拠点どろっぷ(大倉山3)と共同で2月9日から29日にかけて区民を対象としたアンケートを行い、378件の声を集めました。3月11日には区内の子育て支援に関わる団体の担当者など約40人が港北区役所に集まり、アンケート結果の報告会と意見交換会が開かれています。

今回開かれた意見交換会では、「地図を利用した子育てスポットの“見える化”をしてほしい」「保育園や幼稚園、小中学校など子どもの預かり先の情報が欲しい」「情報を発信する人がもっと増えればアプリも充実する」といった声があがっています。

港北区では、今回得られた声を取り入れ、本年2016年中にも実施する見通しの横浜市ホームページの全面リニューアルに合わせ、アプリ開発の詳細を詰めていく予定です。

【参考リンク】
「港北区役所」と「港北区地域子育て支援拠点どろっぷ」による子育て情報に関するアンケート募集(どろっぷ活動記録)※募集期間は2016年2月29日で終了

子育て情報に関するWEBアンケート調査結果報告会・意見交換会のご案内(地域子育て支援拠点どろっぷ)

麻生区『子育て支援アプリ』の実証実験を行いました(川崎市、2015年5月21日)


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