“コロナ禍”以降も1万人超の来場でにぎわう慶應高校「日吉祭」は今週末に開かれます。
秋の日吉の丘を彩る「高校文化祭」として知られ、日吉を冠する一大イベントとしても地域内外から親しまれてきた慶應義塾高校(慶應高校、日吉4)の学園祭「第76回日吉祭」(同実行委員会主催)が、今週末(2025年)10月25日(土)の9時から17時までと、翌26日(日)の9時から15時まで開かれます。
1949(昭和24)年、第二次世界大戦でアメリカ軍に接収されていた日吉の校舎(現第1校舎)が返還されて以降に開催され、80年近い歴史を刻んできた同祭。
2020年からの「新型コロナ禍」により、同年の開催は中止となるも、2021年には「オンライン」で復活。全国高校野球大会(夏の甲子園)で優勝を飾った2023年には1万6千人を超える来場者でにぎわい、昨年(2024年)もコロナ禍前の水準の1万3千人超が来場。日吉の校舎が熱気に包まれるシーンが多く見られていました。
今年度のテーマは「Ad Astra(アド・アストラ=ラテン語で「星に向かって」の意味)」となっており、「星のようにひとり一人が輝けるような文化祭にしたいという思いから、このテーマを選びました」と同校の担当者。
各教室で行われる50を超える企画や、軟式野球部と蹴球部(ラグビー部)の対外試合、生徒会主催の学校説明会、個別相談会などの企画を通じて同校の魅力を伝えます。
今年は、例年日吉会堂のみで行っているという、バンド(音楽)企画の「ひよロック」を、バンドとの距離が近い教室でも開催するほか、日吉会堂での運動部、文化部の「最強」を決める戦い、来年度(2026年度)の日吉祭マスコット(キャラクター)を決める企画などを新たに行うとのこと。
特に、2018(平成30)年に完成した日吉協育棟について、「交流館と創造館の2つの建物で構成されており、新しい施設でとても綺麗です」(同担当者)といい、「飲食に関しては外部業者によるキッチンカーの種類を昨年より増やして販売する予定です。塾高生とともに日吉祭をぜひお楽しみください」(同)と、開催当日の多くの来場を呼び掛けています。
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・<2025年>高校・中学校の「学園祭」、港北区9校の“校風”を知り楽しむ(2025年9月4日)
【参考リンク】
・日吉祭の開催について(慶應義塾高等学校)
・交通アクセス(同)




