自然体験の楽しさを伝えるイベントを大倉山公園で開催。当日の参加者を広く募集しています。
東急東横線沿線(日吉~菊名)を中心に活動を行う「ボーイスカウト横浜第79団」は、今月(2025年)5月11日(日)9時から12時まで(受付は9時30分まで)、大倉山公園(大倉山記念館奥の広場、大倉山2)にて、「ワクワク自然体験あそび~大倉山万博」イベントを開催します(雨天中止)。
大倉山公園や綱島公園、鶴見川周辺を主な活動場所とし、大倉山や師岡町、綱島や日吉などの東急東横線沿線からの入会があるという同団が「地域向け公開イベント」としてが主催する今回の体験会は、未就学児(年長・5歳児クラス)から小学校3年生まで参加が可能。
「大倉山万博」との開催テーマを設定し、世界5大陸をイメージしたチームに分かれて協力しあいながらゲームを行い、点数を競い合いながら「優勝」を目指すことで楽しめる内容になっているといいます。
「ボーイスカウト」は、1907年にイギリス・ブラウンシー島で行われた、20人の子どもたちとの小さなキャンプが発祥とされており、子どもたちの旺盛な冒険心や好奇心を、キャンプ生活や自然観察、グループでのゲームなどの中で発揮させ、「遊び」を通して自立心や協調性、リーダーシップを身につけることを目的とした「ボーイスカウト運動」として誕生。
日本では、1908(明治41)年に同運動が伝わり、全国各地に色々な少年団が数多く作られましたが、その後、全国的な統一結成への動きが起こり、1922(大正11)年4月に「少年団日本連盟」が創立され、ボーイスカウト国際事務局に正式加盟し、世界の仲間入りを果たしたといいます(公益財団法人ボーイスカウト日本連盟の公式サイト)。

ボーイスカウトへの入会を前提としているものではなく「知ってもらう」、そして「自然遊びを楽しむ」ことを目的としているため、年齢などの条件が合えば誰でも参加することが可能(要事前予約)(ボーイスカウト横浜第79団提供)
「子どもたちが子どもたちを育てる、きょうだいや家族、年齢の上下を越えた活動を、それぞれの子どもたちが体験し、成長していきます。今の時代に必要な『生きる力』が知らず知らずのうちに身に付きます。そんな素敵な仲間たちの集まりです」と、第79団の委員長・山本明彦さん。
「今回のイベントの内容は、ボーイスカウトの狙いとする、野外で様々な特性を持つ少人数のグループの中でそれぞれが協力して活動することで、1人では困難なことも仲間とともに経験し、徐々にできることを増やしていき、人の役に立つ喜びを学んでほしいとの思いから企画しました」と、多く地域の子どもたちやその保護者に、まずはボーイスカウトの取り組み、また今回のイベントの開催についても知ってもらいたいとの想いを語ります。

生活圏が近い子どもたちを中心に鶴見区や神奈川区の子どもたちの入会もこれまであるとのこと。自然体験を行いながら「少人数のグループの中でそれぞれが協力して活動」することでの“学び”を得られることを目標としている(2024年開催時、ボーイスカウト横浜第79団提供)
今回は、近隣の保育園や幼稚園、小学校などにも案内チラシを配布して参加を呼び掛けており、約50人まで受付。
保護者や現在活動を行うメンバーの約40人も加わり、“万博”と銘打つイベントを盛り上げる予定です。
山本さんは、「ボーイスカウトでは、国(文部科学省)や神奈川県、横浜市の各教育委員会にも後援いただき、自然体験活動を推進する事業に取り組んでいます。このイベントで子どもたちに自然体験活動の機会を持ってもらえれば」と、当日の多くの参加を呼び掛けています。
なお、当日の参加費は1人あたり200円。保険に加入するため、インターネットを通じた事前申込が必要(定員に達し次第受付終了)。
水筒(飲み物)や汗拭きタオル、クレヨンかマジックなどの持参が必要。「動きやすい服装でご参加いただければ」(山本さん)とのことです。
(※)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です
【参考リンク】
・2025年 5月11日〜ワクワク自然体験遊び~ボーイスカウト横浜第79団「大倉山万博」開催(Googleフォーム)※年2回開催。インターネット上にで申込受付、5月9日(金)23時締切