水色のラインが印象的な新綱島駅で開業へ向けた工事が進んでいます。綱島地区連合自治会(佐藤誠三会長)はこのほど、JRTT鉄道・運輸機構東京支社綱島鉄道建設所(綱島西1)の案内で新綱島駅の工事現場を見学し、来年(2023年)3月の開業へ向けて“地下空間”で同時に急ピッチで進む工事の数々に驚きの声を上げました。
綱島地区の住民が4日間の日程で各20人ずつを上限に見学会を実施。先月(2022年)5月24日に行われた見学会では、日吉寄りにある工事現場から地下4階(深さ約35メートル)にあるホームまで作業用の階段を使って移動。
すでに地下の構造物をつくる土木工事はほとんど終えており、駅のエスカレーターやエレベーター、電気設備、空調、内装などの工事が同時に行われ、ホーム階ではレールの溶接や架線の設置といった作業が進行していました。
ホーム階の「対向壁」と呼ばれるパネル状壁面も設置されており、白地に水色のラインが入ったデザインは鶴見川をイメージしたものだといいます。
一方、新綱島駅の日吉側にある「綱島トンネル」(箕輪町3丁目付近~新綱島駅、1100メートル)も、新横浜側の「新横浜トンネル」(新綱島駅~新横浜駅、3300メートル)にもすでにレールが敷かれており、新横浜トンネルでは架線の敷設も進んでいました。
現在、同時に進行するさまざまな設備工事が順調に進めば、秋ごろにも試運転が始まる見通しです。
【関連記事】
・<相鉄・東急直通>新横浜の地下深くで進む駅工事、3月開業へ急ピッチ(新横浜新聞~しんよこ新聞、2022年6月17日、となり駅の様子)※リンク追記
・<東急新横浜線>開業へ向けレールや設備工事が進む、最新写真を公開(2022年5月16日)
・新綱島駅「ホーム」は鶴見川を意識したデザイン、改札階で桃の歴史も表現(2021年12月31日)
【参考リンク】
・建築・機械関係工事の詳細(新綱島駅)
・電気関係工事(相鉄・東急直通線)※架線など