カフェ併設型書店のさきがけだった綱島駅東口近くの「あゆみBOOKS(ブックス)綱島店」(綱島東1)が来月(2月)14日(火)で閉店すると発表しました。2階の「カフェ・ベローチェ綱島店」も同時に閉じるといいます。西口の天一書房綱島店とともに綱島を代表する書店であり、東口に近い貴重なコーヒー店でもあっただけに、街に与える影響は少なくありません。
あゆみブックスは東京都内を中心に13店を展開する書店チェーン。1986年にカフェ・ベローチェの運営会社である株式会社シャノアール(東京都豊島区)の子会社として創業し、1996年6月には親会社とコラボレーションした新業態の「ブック&カフェ」を始め、その第1号が綱島店でした。
14階建てのマンション「クリエート綱島」の1階があゆみブックス、2階にカフェ・ベローチェという形で、20年以上にわたって地域に親しまれてきました。
一方、あゆみブックスは2015年11月から書籍取次大手の日本出版販売の傘下となり、都内の一部既存店を新ブランド「文禄堂」にリニューアルするなど、新しい親会社のもとで変化を続けています。
綱島店は同書店チェーンでは唯一の神奈川県内店舗ですが、リニューアルの予定はなく、完全に撤退し、2階のカフェ・ベローチェも同時に閉店する計画になっているといいます。
あゆみブックスと同じ綱島交差点に近い区画(綱島東1丁目5番地)では、昨年(2016年)10月にパチンコ店「フェスタ」が閉店したばかり。付近では再開発にともなうツイン高層ビルの建設構想が浮上しており、近くには新綱島駅(2022年10月以降開業)の鶴見川寄りの出入口も設けられる計画です。相鉄・東急直通線の開業を前に東口の風景がまた変わりそうです。
【2017年2月12日追記】
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【参考リンク】
・あゆみBooks綱島店 閉店のお知らせ(2017年1月10日発表)
・カフェ・ベローチェ綱島店 店舗詳細(シャノアール)