夏の新作メニュー発表、本格コーヒーで話題の元住吉「Mui」で寛ぎの時間を | 横浜日吉新聞

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Mui(旧店名:もとえ珈琲)は、2013年に元住吉(木月祇園町)で開業。現在の木月3丁目、ブレーメン通りすぐの場所に移転して1周年。店名は今月7月13日に変更したばかり

Mui(旧店名:もとえ珈琲)は、2013年に元住吉(木月祇園町)で開業。現在の木月3丁目、ブレーメン通りすぐの場所に移転して1周年。店名は今月7月13日に変更したばかり

元住吉駅からブレーメン通り経由で徒歩6分、「手軽に、気楽に、自由に」をコンセプトに、多くのコーヒー愛好家に親しまれているカフェがあるのをご存知でしょうか。

日吉駅からも徒歩18分と歩ける距離、ブレーメン通り脇にある「Mui」(ムイ・旧店名:もとえ珈琲・木月3)は、横浜市鶴見区出身の店主・大沢征史(まさふみ)さんが、「本当に美味しいコーヒーを」と開業したお店。美味しいコーヒーの淹(い)れ方や、楽しみ方をテーマにしたイベントやセミナーも多数開催するなど、元住吉周辺ばかりでなく、全国的にもその名を知られ、多くの食通や、プロの料理人をも魅了する存在として高い注目を集めています。

店長・大沢さんがコーヒーに込めた想いは公式サイト内「Muiの原点とこだわり」に詳しい。オランダの焙煎機“GIESEN(ギーセン)”が店内奥で美味しいコーヒーの香りを漂わせている

店長・大沢さんがコーヒーに込めた想いは公式サイト内「Muiの原点とこだわり」に詳しい。オランダの焙煎機“GIESEN(ギーセン)”が店内奥で美味しいコーヒーの香りを漂わせている

大沢さんは料理専門学校で製菓やフランス・イタリア料理を学んだ後、東京や神奈川県内のカフェやレストランに勤務しながら、コーヒー豆について学び始めたといいます。「本当に美味しいコーヒーとはという疑問に唯一答えてくれた」というコーヒーのスペシャリスト・堀口俊英氏が代表取締役を務める堀口珈琲と出会い、2005年に入社。堀口氏に師事しながら、焙煎・ブレンドの責任者を務めるまで8年にわたり勤務したのち、2013年にもとえ珈琲を開業しました。

「コーヒーの世界を分かりやすく、楽しく。そしてコーヒーをきっかけに様々な物事を伝えていきたい」と、品質の高い生豆の仕入れや淹れ方のスペシャリストへの道をひたすら歩いてきた大沢さん。社名の由来となった古代中国の思想家・老子(ろうし)の言葉にもある「無為を成す」(老子の言葉)のように、「あれこれ手を加えず、素材の良さをシンプルに、本当に美味しいものをお届けしたい」と、日々、コーヒーのみならず、チーズやワインなど、様々な食文化の発信、普及にも尽力しています。

今年2016年4月から新たに誕生した「kamukana(カムカナ)」の焼菓子。コーヒーとのギフト組み合わせも人気

今年2016年4月から新たに誕生した「kamukana(カムカナ)」の焼菓子。コーヒーとのギフト組み合わせも人気

今年2016年4月からは、新たに焼菓子ブランド「kamukana(カムカナ)」を立ち上げ、焼菓子販売をスタート。パティシエに、日本で最大手の洋菓子専門学校の元職員で、フランスへの留学・赴任歴もあり、テレビで全国放送されている人気スイーツ番組での技術指導歴もあるという山下久美子さんを招き、「普段、日常的に楽しめる」という焼菓子(焼菓子 ときどき 生菓子、というキャッチフレーズ)を新たに発売。近隣の「甘いもの好き」な人々の間で、大きな話題となっています。

埼玉県新座市出身で、現在日吉在住の山下さんは、「埼玉の郊外の街で育ったので、やはり郊外、住宅街が多い日吉は、とても住む環境として良いなぁ、と感じています」と、昨年から住み始めたというこの街・日吉の雰囲気について語ります。

Muiの店頭に置かれた“kamukana(カムカナ)”の手書き黒板での案内。その日、季節の新作焼菓子の説明が丁寧に、「あまいもの」好きなモトスミ近郊の人々のハートをがっちりキャッチしている

Muiの店頭に置かれた“kamukana(カムカナ)”の手書き黒板での案内。その日、季節の新作焼菓子の説明が丁寧に、「あまいもの」好きなモトスミ近郊の人々のハートをがっちりキャッチしている

今回の「kamukana」ブランドのお菓子については、そんな日吉や元住吉近郊での“毎日”にぴったりな、(結婚式や、お祝いの日など)“晴れ”の日、というより、日常に寄り添うお菓子を、と作り出したといいます。

例えば、手土産に持っていくお菓子について、「それが本当に美味しいかわからず、外観や雰囲気で求めてしまい、また持参する、ということも多くあるのではないでしょうか。そうではなく、自分にとって“すごくおいしいもの”を楽しめる幸せが日々あれば、手土産に持っていくお菓子も、きっと満足のいくものを選べると思うのです」と山下さんはいいます。

“日常にあるもの”を、他の方に“おいしい”とプレゼントいただけるような、「地元で美味しいから、持ってきたよ」と笑顔で手渡してもらえるような、そんなお菓子を目指したというkamukanaのお菓子は、「日常に寄り添うお菓子、普段飲むコーヒーにもぴったり合う美味しいお菓子」として誕生したとのこと。

取材日のキッシュは夏野菜とベーコン、お惣菜はキャロットラペ、ひよこ豆のサラダ、自家製プラムジャムが乗ったヨーグルト

取材日のキッシュは夏野菜とベーコン、お惣菜はキャロットラペ、ひよこ豆のサラダ、自家製プラムジャムが乗ったヨーグルト

そんな山下さんが産み出した「kamukana」に加え、この7月から山下さんの発案もあり、夏の最新作メニューが誕生。なかでも一番のおすすめは、「フランスでも良く食べていました」という“本日のキッシュ”。(税込486円)「アツアツのキッシュが好きな方もいるようですが、当店では、キッシュが最も美味しく感じられる温度にほんのりあたためてお出ししています」と山下さん。キッシュにプラスしてランチタイムのメニューを彩る「お惣菜セット」(税込324円)では、本日のお惣菜2種と、自家製ジャムを乗せたヨーグルトを併せ注文することもできます。

夏の新メニュー、桃とキャラメルのパフェ。さっぱりとした桃のコンポートに、しっかりと苦みのある自家製キャラメル・アイスの味わいがハーモニーを奏でる

夏の新メニュー、桃とキャラメルのパフェ。さっぱりとした桃のコンポートに、しっかりと苦みのある自家製キャラメル・アイスの味わいがハーモニーを奏でる

また、自家製のアイスクリームをこの夏に合わせ導入したことから、新たにアイスを使用したデザートメニューも誕生。その中でも話題となっているのが、数量限定の「桃とキャラメルのパフェ」(税込972円)で、「夏向けのさっぱりした季節のパフェに仕立てました。季節の桃と、キャラメル味のしっかりとした自家製らしい風味のアイスが、しっかりとした食べ応えとなり、ボリューム感も感じていただけます」と、「kamukana」ブランドらしい毎日食べても飽きないパフェに仕上げたといいます。

一緒にと頼んでみた“季節のおすすめコーヒー”(税込486円)も、「お好きなコーヒーは。苦みがあるほうが好きですか。それとも、深みがあって、まろやかなほうが好きですが」と、その日の気分や、自分の好みにぴったりと合うコーヒーをチョイスしてくれた山下さん。

季節のおすすめコーヒー。「深みがあるまろやかなもの」をお願いしたら、やや深煎りだという「コロンビア ラミーロ セロン」をアレンジしてもらえました。作地面積わずか1ha(ヘクタール)だという小さな農地で非常に希少なコーヒーとのこと。ソーサー付きのコーヒーカップは京都の陶芸家・清水なお子さんの手作りというこだわりも

季節のおすすめコーヒー。「深みがあるまろやかなもの」をお願いしたら、やや深煎りだという「コロンビア ラミーロ セロン」をアレンジしてもらえました。作地面積わずか1ha(ヘクタール)だという小さな農地で非常に希少なコーヒーとのこと。ソーサー付きのコーヒーカップは京都の陶芸家・清水なお子さんの手作りというこだわりも

大手のコーヒーチェーンなどでは味わうことが難しい、店長・大沢さんによる「豆から」本物にこだわるコーヒーや、山下さんのkakukanaブランドへの挑戦により日々生まれる、Muiの社員・スタッフの皆さんの心づくしの「おもてなし」に、つい時間を忘れ、夏の新作メニューにも夢中になれるひとときを過ごすことができそうです。

Mui(旧店名:もとえ珈琲)は、元住吉駅から左(西側)、モトスミ・ブレーメン通り商店街を直進、元住吉ブレーメン通り整骨院の角を左折した右側にあります。営業時間は、平日は10時から19時まで、土日祝は9時から19時まで。火曜定休、祝祭日の場合は営業。東急東横線・目黒線元住吉駅より徒歩6分の場所にあります。

飲食店経営者向けの卸販売や講習も行っております。詳細は店舗までお問い合わせください。

【参考リンク】

Mui公式ホームページ

Muiのこと(1)コーヒーは「豆にはじまり、豆に終わる」(Mui公式サイト)

「kamukana(カムカナ)焼菓子販売スタート!!(Mui公式サイト)

Mui主催のイベント・セミナー案内(Mui公式サイト)

Mui店舗情報~営業案内、アクセス・地図(Mui公式サイト)

(提供:Mui)


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