「ウィルチェアーラグビー」と呼ばれる車椅子ラグビーをご存知でしょうか。日産スタジアム近くにある障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」(鳥山町、新横浜駅から徒歩約13分)で今月(2016年7月)30日(土)と31日(日)の2日間にわたって日本選手権大会の予選リーグが行われます。
ウィルチェアーラグビーは、頸髄(けいずい)損傷や四肢の切断、脳性麻痺などでで四肢に障害を持つ人が参加するスポーツとして、1977年にカナダで考案されました。欧米で普及しており、2000年のシドニーパラリンピックから公式競技となっています。
日本でも1997年には日本ウィルチェアーラグビー連盟が結成され、日本選手権やリーグ戦などの試合を行うほか、パラリンピックなど海外大会へのナショナルチーム派遣を続けてきました。
現在、国内には沖縄から北海道まで8チームがありますが、神奈川県を代表するのが2005年に結成された「横濱義塾」です。慶應義塾とは特に関係はありませんが、横浜義塾は鳥山町の横浜ラポールを活動拠点としており、いわば今回の大会はホームでの開催となります。
横濱義塾は、リオデジャネイロ・パラリンピックでの日本代表選手も輩出している名門チームですが、昨年(2015年)12月の日本選手権大会では最下位となるなど、最近の戦績は思わしくありません。
健常者ラグビーのワールドカップが日産スタジアムで開催されることで注目を浴びる港北区。車椅子ラグビーの聖地とするをためにも、地元・横濱義塾の活躍に期待したいところです。
なお、横浜義塾のゲームは30日(土)が11時と18時30分から、31日(日)は11時からの開催です。30日15時からはウィルチェアーラグビーの体験会も予定されています。入場は無料です。
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」との共通配信記事です
【参考リンク】
・車椅子ラグビーチーム「横濱義塾」のFacebookページ(試合情報など)
・ウィルチェアーラグビーとは(横浜義塾ホームページより)