【2016年2月時点の記事です】日吉駅や綱島駅から東急線を使って通勤している人のなかで、知る人ぞ知るちょっとした“お得な工夫”があります。それは一駅前から定期券を買うということです。
日吉駅から「目黒駅」や「東京メトロ・都営地下鉄線方面」、または「中目黒駅」や「日比谷線方面」へ通勤定期を買う場合は、綱島駅から買っても東急線の区間は同じ運賃になります。
<目黒と中目黒への通勤定期>
・日吉~目黒:11.9km=8,130円(通学3,390円)
・綱島~目黒:14.1km=8,130円(通学3,390円)
・日吉~中目黒:11.4km=8,130円(通学3,390円)
・綱島~中目黒:13.6km=8,130円(通学3,390円)
通学定期の場合は、学校の証明が必要なので難しいのですが、通勤定期の場合は、基本的にどの区間でも購入できます。もし、会社への請求・証明時に問題が生じないなら、綱島駅から買っておいた方がお得になるでしょう。
綱島へはいつでも“無料”で往復できるようになりますし、大倉山や菊名駅へ行く際も、綱島駅発着という扱いになりますので、最低運賃の130円(ICカード:124円)で行くことができます。
アピタ日吉店の閉店後、日吉駅付近には総合スーパーがありませんので、定期券があれば気軽に綱島駅近くの「イトーヨーカドー綱島店」を使うこともできるでしょう。そして、港北区役所(大倉山)や図書館(菊名)へ行く際も片道30円を浮かせることが可能です。
一方、綱島駅から「渋谷駅」や「副都心線方面」へ通勤定期を使っている人なら、2駅前の「菊名」から定期券を買いましょう。綱島でも大倉山でも菊名でも渋谷駅までの定期運賃はなぜか同じになります。
<渋谷への通勤定期>
・綱島~渋谷:15.8km=9,250円(通学3,870円)
・菊名~渋谷:18.8km=9,250円(通学3,870円)
区役所へ行く際に“無料”となるだけではなく、横浜駅へ行く際も160円区間(ICカード運賃154円)となるため、一気に40円も節約できます。
東急線は、乗車する距離が1~3km/4~7km/8~11km/12~15km/16~20kmの各区間ごとに運賃が決められており、3~4kmに1つのエリアとなります。
日吉と綱島の間は2.2kmと東急線のなかでもっとも駅間が長いのですが(※綱島と大倉山間の1.7kmも東急ベスト5に入る駅間です)、それでもうまく同一エリア内にハマれば、同じ運賃ですむことがあります。定期券を更新する前に一度、ぜひ運賃の再計算をしてみてください。
東京メトロや都営地下鉄でも、異なる駅まで延長しても同じだったり、意外な運賃が出てきたりすることがあるかもしれませんので、運賃計算を試してみてはいかがでしょうか。
【参考リンク】
・運賃について(東急電鉄)
・東急線・バス【運賃・乗換案内】※他社線へも対応