綱島から講師を招き伝統の「綱島音頭」を学ぶ、中区野毛で11月29日(土)夜に | 横浜日吉新聞

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70年超にわたる歴史を持つ“綱島音頭”の講習会が桜木町駅近くの野毛で企画されました。

野毛地区センター(中区野毛町3)で活動する「みなと会」は今週(2025年)11月29日(土)18時30分から同地区センターで、綱島から講師を招き「綱島音頭」の特別講習会を開きます。

11月29日(土)18時30分から野毛地区センターで綱島から講師を招いて綱島音頭の講習会が行われる(同会提供)

みなと会は横浜市民踊協会で理事をつとめる関大輝さんが昨年(2024年)に立ち上げたグループで、中区に伝わる「中区みなと音頭」「野毛の山(野毛山節)」といった地域の民謡と踊りを学び、地元の祭りなどで伝える活動を行っています。

市内各地に伝わる地域の民謡をさらに学ぶため今回は綱島音頭に焦点を当て、継承者として綱島で活動する吉田靖代さんを講師に招いての特別講習会となりました。

「みなと会」は2024年6月から活動を行っており、中区の区民まつりや地区センターまつりなどでも踊りを披露している(同会提供)

綱島出身の吉田さんは、気が付いたときには綱島音頭に親しんでいたものの、伝承者が高齢化してきたことに加え、年に1回の盆踊りだけでは次代への継承が難しくなると感じたことから、近年は綱島の幼稚園や小学校などで伝える活動を積極的に行っています。

当日の11月29日(土)は18時30分から19時30分まで綱島音頭の講習会となり、参加希望者は事前予約の必要はないとのこと。

会場の野毛地区センターは桜木町駅から徒歩約5分、中央図書館にも近い(資料写真)

会場の野毛地区センターは、桜木町駅から中央図書館方面へ徒歩5分、野毛3丁目交差手に建つ9階建ての複合ビル「ちぇるる野毛」の3階に置かれています。

“綱島音頭”は地域と温泉街に存在

“綱島音頭”と呼ばれる民謡は複数存在し、古くは戦前の綱島温泉街が形成された初期に唄われたとみられる「ハアー、桃は畠(はたけ)に桜は土手に、お湯の綱島、お湯の綱島、花吹雪」という歌詞で、綱島音頭や綱島温泉音頭と呼ばれていました。

1936(昭和11)年に横浜貿易新報社から発行された「郷土の民謡小唄集~歌の武・相・豆」という書籍には温泉街で唄われたとみられる栗原白也作詞の“綱島音頭”の歌詞とともに綱島温泉駅の東側にあったとみられる割烹旅館「旭屋」の広告も(国会デジタルコレクションより)

また、「ハアー、お湯のなかからシャンシャンシャンと、踊る手拍子足拍子、唄え囃(はや)せや綱島音頭」(1955年神奈川県観光協会「神奈川の歌と民謡」より)という歌詞の“綱島音頭”もつくられており、いずれも温泉と関係した歌詞となっているのが特徴です。

吉田さんらが伝え続けているのは、戦後の1951(昭和26)年~1952(昭和27)年ごろに「盆踊り」など地域の祭り用につくられた「綱島音頭で輪になって踊れ」で始まり、「さあさ良いとこ寄ってきな、綱島音頭でドンと踊れ」という歌詞のもので、現在も夏の「綱島盆踊り大会」などで流されています。

【参考リンク】

「横浜みなと会(盆踊り・民踊・新舞踊)」の公式X(旧Twitter)(最新情報など)

野毛地区センターの公式サイト(中区野毛町3、桜木町駅から徒歩約5分、中央図書館近く)

シリーズわがまち港北「第138回 歌を通じて郷土愛」(2つの綱島音頭についても、大倉精神文化研究所)


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