川崎市は市バス井田営業所の業務について、今年(2017年)4月1日から神奈川中央交通に委託する方針です。同営業所が担当するバス路線は今後、民間事業者によって行われることになります。
井田1丁目から高津区明津の区境に置かれている井田営業所(住所は高津区明津)では、「杉02系統・住吉線」(井田営業所前~横須賀線小杉駅)や「溝25系統・久末団地線」(高田町~溝口駅南口)など7路線13系統を担当。民間委託の理由として市は、経営コストの削減や北部地域の新たな輸送需要へ迅速に対応することなどを挙げています。
すでに井田病院と上平間間や、小杉駅前と蟹ヶ谷間を結ぶ路線などを担当する上平間営業所(中原区上平間)は、川崎鶴見臨港バスが業務を受託しており、井田周辺を走るバス路線の多くは民間の手によって運行されることになります。
なお、4月からバスの運転手が市の職員ではなく神奈川中央交通の社員に変わるものの、車両や運賃などは従来通りのため、利用者への影響はないものとみられます。
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【参考リンク】
・川崎市交通局井田営業所管理の受委託に係る受託事業者の募集について(2015年10月30日、川崎市)
・神奈川中央交通による井田営業所勤務のバス運転手募集の求人情報(エン転職)