グリーン経済政策から植物工場、水素、月面の開発構想まで、SDGs(エスディージーズ=持続可能な開発目標)と科学をテーマに各分野の最新動向を分かりやすく紹介します。
慶應義塾大学の自然科学研究教育センターは、今月(2025年)11月15日(土)の13時から16時50分まで日吉キャンパス第4校舎B棟(J11番教室)で公開シンポジウム「話そう、考えよう、SDGsと科学のこと」を開きます。
今回のシンポジウムでは、研究者だけでなく、SDGsの最前線で実践中の企業担当者を招いているのが特徴で、各40分間に凝縮して報告と質疑が行われるとともに、最後には総合質疑討論も予定されています。
最初に同大経済学部の大沼あゆみ教授が「地球環境を支える経済の力~経済政策と市民が動かす二輪のエンジン」の演題で、政府による戦略的なグリーン経済政策や、市民の“責任ある消費”から持続可能な未来のあり方を考えます。
続いて、大規模な自動化植物工場を展開するJリーフ株式会社(千葉県芝山町)の上原淳社長は「SDGsの観点で植物工場を考える」として、首都圏最大規模という植物工場を運営している経験をもとに、環境負荷の低減と食料増産を両立させていく持続可能な農業技術の可能性を探ります。
千代田化工建設株式会社(西区みなとみらい4)研究開発センターR&Dエネルギー・環境セクションSL代行の今川健一氏は、「SDGsに貢献する水素の利活用(製造、運搬、利用)」と題し、CO2を排出しないエネルギー源「水素」について、重要な課題となっている効率的な貯蔵・輸送の現状と、将来の技術を考えます。
清水建設株式会社(東京都中央区)フロンティア開発室宇宙開発部研究開発グループの鵜山尚大氏は、「月太陽発電『ルナリング』構想と月面建設技術」を演題に掲げ、40年近くにわたって宇宙開発に携わってきた清水建設が2009(平成21)年に発表した「月太陽発電ルナリング構想」(※月の赤道上で太陽光発電し、マイクロ波レーザー光で地球へ伝送)とともに、実現に向けた月面での建設技術を紹介します。
シンポジウムは11月15日(土)の13時から16時50分まで、日吉キャンパス内の第4校舎B棟のJ11番教室で行われ、参加は無料。事前申込は必要ですが、空きがあれば当日参加も可能とのことです。
【参考リンク】
・2025年11月15日(土)13:00~16:50開催「2025年自然科学研究教育センター・シンポジウム『話そう、考えよう、SDGsと科学のこと』」(日吉キャンパス第4校舎B棟J11番教室)
・慶應義塾大学自然科学研究教育センター(日吉キャンパス内に拠点、「サイエンス・カフェ」など定期的に公開講座を実施)


