慶應高校が秋県大会準優勝の法政二高に勝利し夏のシード権を獲得、次戦は地元・等々力球場で「ベスト8」入りをかけた戦いに挑みます。
今月(2026年)4月4日に開幕した高校野球春季神奈川県大会(春季県大会)の先週末11日(土)に行われた3回戦で、慶應義塾高校(慶應高校、日吉4)は、昨年(2025年)秋の県大会で準優勝の成績を収めた第2シード校の法政大学第二高校(法政二高、中原区木月大町6)に7対3で勝利。

2026年4月から2033年3月末まで株式会社ギオン(相模原市中央区)がネーミングライツを獲得した「相模原ギオンベースボールパーク」で慶應高校対法政二高の試合が行われた。最寄りの淵野辺駅からの路線バスは1時間前から1台に乗り切れないほどの混雑となっていた(4月11日)
春から初夏を感じるかの気候の中での開催となった相模原ギオンベースボールパーク(相模原球場、相模原市弥栄)に観戦に訪れた人々が手に汗握るかの熱戦を展開しました。
1回裏、4番打者でレフト(外野)を守る大棒(だいぼう)琉雅君のタイムリー安打で先制した慶應高校は、5回裏にピッチャー(投手)・DH(指名打者)の湯本琢心(たくみ)君が3点本塁打を放ち、4対0とリードを広げます。
6回表に法政二高が打者一巡の攻撃で3点を返すも、慶應高校は6回裏にはライト(外野)を守る檀上(だんじょう)直太郎君の3塁打などで2点、8回裏にも1点を追加。
途中交代で登板したエースの大村哲成(てっせい)君も好投し、最終回となる9回表もランナー1・3塁と粘る法政二高を抑えての勝利を収めました。
今回、昨年秋に関東大会にも出場した注目校の法政二高に勝ち、「ベスト16」入りしたことで、夏の全国大会(甲子園)県予選の「第3シード」権を得られた慶應高校。
主将(キャプテン)を務める三塁手の徳留海(かい)君は、「技術的な部分も、一人ひとりが鍛えてきていたこともあり、自信をもって試合に挑むことができました。昨年秋(の武相高校戦)は相手の雰囲気に流されたところがあり、最後決め切れない状況でしたが、この冬はチームの雰囲気づくりなど、“自分たちがやっていこう”という取り組みを行い、今日は試合前のシートノックの部分から、終始自分たちの雰囲気で(試合を)できたかな、と思います」とコメント。
秋の悔しい敗戦から、“本当に力があるチーム”と評する法政二高からの勝利を得られたことを喜びます。
5回裏の本塁打を放った湯本君は、「昨年の夏もあまり勝てなくて、秋も初戦で負けて、ずっと勝てないところが続いている中での法政二高という高いレベルのチームに勝てたので嬉しい。この大会では優勝したい」との目標を力強く語っていました。
普通部出身の渡辺君は幼稚舎で森林監督から“指導”
この日、慶應高校でベンチ入りした25人のうち、慶應普通部(日吉本町1)の出身者は4人。
その中で、唯一先発メンバーに入り、1番打者として活躍した一塁手の渡辺英亜(えあ)君は、慶應義塾幼稚舎(小学校・東京都渋谷区)時代に、5年・6年生時代の週1回のクラブ活動で、同校で教員を務める森林貴彦監督の指導を受けた経験があると当時を振り返ります。
当時のポジションは投手(ピッチャー)だったことから、「将来が楽しみだなと思っていました」と森林監督。
渡辺君も「小さい頃(幼稚舎時代)から慶應高校の野球部を見てきたので、その一員として自分がプレーをできていることが“凄い”ことに感じられます」と笑顔で語っていました。
法政二の平松君は「新羽ホークス」時代も“キャプテン”
一方、法政二高で主将(キャプテン)を務める平松迅(じん)君は新羽中学校(新羽町)出身。
小学生時代は新羽や新吉田エリアを拠点に活動を行う少年野球チーム「新羽ホークス」に在籍、主将を務めたといいます。
昨年秋の大会では33年ぶりに関東大会への出場も果たしたチームでのリーダーシップも高く評価されており、「チームに軸となる選手がいるので、そういう選手が伸び伸び、プレーできるようにしていくのが、自分の仕事だと思っています」と、これまで、そしてこれからの自身の目標についても言及します。
地域の人々や子どもたちに対しては、「いい思いも、悔しい思いもできるのが高校野球だと思うので、ぜひ、色々な人に携わってもらえたら」との想いも熱く語ってました。

地元・新羽中学校出身の平松君。小学校時代に在籍した少年野球チーム「新羽ホークス」時代にも「キャプテンを務めさせていただきました」と語る。今回の敗戦の悔しさを乗り越えての夏の勝利に向けての決意を新たにしていた
法政二高の絹田史郎監督も、この日の敗戦を悔しみながら、「(平松君は)チーム内でも信頼が厚い。夏に向けて、彼中心に頑張ってくれると思います」との、最後の大会に向けてのエールを部員たちに送っていました。
他5校は「悔しい敗戦」、慶應の4回戦は4月18日(土)
なお、この日行われた3回戦で、日本大学高校(日大高校、箕輪町2)は、サーティーフォー保土ケ谷球場(保土ケ谷区花見台)で第2シード校の三浦学苑高校(横須賀市衣笠栄町)に6対16と悔しい敗戦。
武相高校(仲手原2)は、俣野公園・横浜薬大スタジアム(戸塚区俣野町)で行われた川和高校(都筑区川和町)との試合で、1対3と惜敗しています。
4月4日に行われた1回戦では、10年ぶり県大会出場を成し遂げた岸根高校(岸根町)、2回戦からの登場となった新羽高校(新羽町)がそれぞれ敗戦。
翌5日に2回戦を行った港北高校(大倉山7)も初戦で敗れる結果となりましたが、新たな1年生も迎えての夏の大会(7月5日開幕予定)に向けての“日々の成長”に期待したいところです。
なお、慶應高校が「ベスト8」入りをかけて挑む4回戦は、今週4月18日(土)9時30分から、地元・等々力球場(中原区等々力)で昨年春のセンバツ甲子園大会に県初の「21世紀枠」で出場した公立高・横浜清陵高校(南区清水ケ丘)と対戦する予定です。
港北区内6校の初戦結果(1・2回戦)
(※)4月13日現在の情報です。試合日程と開始時間は、雨天順延や第一試合の終了時間などによって変更される場合があります。神奈川県高野連の公式サイトなどでご確認ください
(※)各学校名の部分から「バーチャル高校野球」の過去の戦績一覧(地区予選など未掲載もあり)にリンクしています。「川崎・横浜北地区」予選の結果は神奈川県高校野球連盟のPDFファイルに掲載されています。
▼ 4月4日(土)
慶應日吉台9:30予定(2回戦):〇慶應義塾高校 vs 茅ケ崎北陵高校
慶應日吉台12:00目安(2回戦):新羽高校 vs 川崎北高校 ※雨天中止、5日(日)に桐蔭学園高校会場へ
大和12:00目安(1回戦):岸根高校 vs 〇横浜瀬谷高校
▼ 4月5日(日)
藤沢翔陵俣野9:30予定(2回戦):港北高校 vs 〇藤沢翔陵高校
等々力12:00目安(2回戦):〇日大高校 vs 麻溝台高校
桐蔭学園12:00目安(2回戦):新羽高校 vs 〇川崎北高校 ※4日(土)より雨天順延
港北区内高校 3回戦以降の結果と予定
▼ 4月11日(土)
相模原9:30予定(3回戦):〇慶應義塾高校 vs 法政二高
保土ケ谷12:00目安(3回戦):日大高校 vs 〇三浦学苑
俣野公園・横浜薬大(戸塚区)12:00目安(3回戦):武相高校 vs 〇川和高校
▼ 4月18日(土)
等々力9:30予定(4回戦):慶應義塾高校 vs 横浜清陵高校
(※)以降の情報とリンクは随時追加していきます。
【関連記事】
・<高校野球>春の県大会に港北区6校、岸根は10年ぶり、武相・新羽は地元で初戦(2026年4月3日)※戦績を追記
・【昨秋記事】<秋の高校野球>港北区対決で慶應が武相に惜敗、あと一本出ずも“飛躍の可能性”(2025年9月7日)
【参考リンク】
・県大会結果(硬式)(同)※組み合わせ(PDFファイル)へのリンクも








