星野富弘さん「花の詩画」作品展、下田町のルーテル教会で8月23日(金)から | 横浜日吉新聞

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口に筆をくわえて詩や絵画の創作活動を続け、今年(2024年)4月に78歳で亡くなった星野富弘さんの「花の詩画作品展」が今週8月23日(金)から9月1日(日)まで下田町1丁目の日本福音ルーテル日吉教会で行われます。

8月23日(金)から9月1日(日)までの12時から18時に日本福音ルーテル日吉教会で開かれる「星野富弘 花の詩画作品展」の案内チラシ(主催者提供)

星野さんは中学校の体育教師だった24歳時に頚髄(けいずい)の損傷で手足の自由を失い、入院中に届いた手紙に返事するために口に筆をくわえて文章や絵を書き始め、1980年代から詩画の作品に取り組んできました。

1991(平成3)年には地元の群馬県勢多郡東村(現みどり市)に村立富弘美術館(現富弘美術館)が開館したほか、これまでに国内外で詩画展が多数開催されるなど今では星野さんの作品は幅広く知られています。

星野さんの出身地である群馬県みどり市には「富弘美術館」が1991年から設けられている(同美術館の公式サイトより)

ルーテル日吉教会では、星野さんの作品出版を手がけるグロリア・アーツ株式会社(川崎市高津区)の存在を知り、教会で作品展を開こうと同社と打ち合わせを始めていた矢先の今年4月28日に星野さんの訃報に接することになりました。

同教会で牧師をつとめる河田優さんは「突然の知らせでしたが、作品展を通して星野さんの生き様を多くの方々に紹介していくことは、今私たちに与えられた一つの使命のようにも感じています」と振り返ります。

同教会での作品展は今週8月23日(金)から9月1日(日)までの10日間にわたって星野さんの作品約40点を展示する予定です。

日吉駅前の中央通りを20分ほど直進した下田町1丁目にある「日本福音ルーテル日吉教会」(資料写真、2017年)

また、期間中の8月24日(土)には富弘美術館聖生(せいりゅう)清重館長を講師に招き、「『感動は生きる力』~星野富弘の生き方と詩画作品」と題した特別講演会(事前予約不要)も同日14時から行われます。

開催時間は期間中の毎日12時から18時までで、入場は無料。同教会は日吉駅前の中央通りを20分ほど直進した下田町1丁目に位置し、「サンヴァリエ日吉」バス停からは徒歩3分ほどの距離です。

【関連記事】

<下田町1>80年の歴史刻んだルーテル教会のチャペル、8/14(日)に最後の礼拝(2016年8月12日、教会は2017年に建て替えられている)

【参考リンク】

2024年8月23日(金)~9月1日(日)開催「星野富弘 花の詩画作品展」開催のご案内(日本福音ルーテル日吉教会)

星野富弘詩画集ネット(川崎市高津区のグロリア・アーツ株式会社が運営)

NHK NEWS WEB「星野富弘さん死去 78歳 手足の自由失い 口に筆くわえ創作活動」(2024年4月30日 18時02分公開、特別講演会を行う聖生清重館長のコメントも)


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