旧アピタ跡地の“高さ60m容認”は変えず、市が「都市計画案」への意見を募集 | 横浜日吉新聞

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高さ60メートル”は変更されることはありませんでした。横浜市は旧アピタ日吉店(箕輪町2)などの大規模跡地での再開発について、土地利用の方針を定めた都市計画案を公開し、住民らからの意見を受け付ける「(都市計画法に基づく)縦覧(じゅうらん)」の手続きを今月(2017年8月)18日(金)まで行っています。

都市計画決定までの手続き状況(市の資料に加筆)

同地の再開発計画では、当初素案の段階から高さ60メートル(20階建て)までの建物を認める計画となっており、4月開かれた公聴会では、周辺住民らから再考を求める声が複数上がっていました。

これに対し、市は「土地の合理的かつ健全な高度利用を図るため」との主張を展開。今回の都市計画案でも、建築物の高さの最高限度について「建築物の高さは、60mを超えてはならない」とし、従来同様に60メートルまでは認める形となっています。なお、寄せられた意見をどう反映させるかは市側の判断によります。

市は、縦覧期間中に意見を受け付けた後に都市計画の最終案をまとめ、「都市計画審議会」に付託。同審議会で審議が行われた後に、都市計画として最終決定される流れとなっています。

【関連記事】

箕輪町計画の住民意見に市が回答、高層化は「土地の合理的かつ健全な高度利用」(2017年6月24日、公聴会の意見に対する市の回答)

<箕輪町計画で公聴会>「計画は“まち壊し”」「公共用地が多く期待」(2017年4月26日、公聴会での住民意見)

【参考リンク】

都市計画案の縦覧「港北箕輪町二丁目地区地区計画」(2017年8月18日まで、以後はページが消されます)

都市計画市素案説明会(港北箕輪町二丁目地区地区計画)の開催(横浜市、2017年3月段階での当初素案やスライド資料を公開)


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