どちらかというと「洋」の風情が主力とも言える日吉駅近郊に、「和」の喫茶文化が浸透するのか――日吉駅西口から徒歩約3分。日吉中央通りと浜銀通りの間、日吉商店街に位置するスーパーながえ隣に、昨日(2017年)6月30日、「甘味処浜大(はまだい)」(有限会社磯崎商店=日吉本町1運営)が新たにオープンしました。
同社代表の若宮博彦さん(日吉在住)によると、「特にPRは行っていない」ということもあり、オープン時も駆け付けたのは数名と穏やかなスタート。これまで日吉になかった「和」の喫茶・デザート専門店としての文化がこの地に根付くのか、これからも注目したい初日の船出となりました。
この日午前10時の「浜大」オープン時に駆け付けたのは、慶應義塾大学商学部に在学中の男子大学生(小田原在住)。「日吉にこのようなデザートを専門に食べられるお店がなかったので、注目していました。数日前にラーメンを食べようとここを通ったのですが、オープンの貼り紙を見つけて早速来てしまいました」と、同店にとり一番目の来客となったことを笑顔で喜びます。
「甘い物が大好きなんです」という男子学生が注文したのは「白玉三昧(ざんまい)」(500円、価格は全て税込)。白玉団子に、横浜の老舗・清水製餡(あん)所(泉区)のあんこや、綱島の池田乳業(綱島東1)から仕入れたバニラアイスなどがトッピングされた、待望の“和のデザート”に、いち早く舌鼓を打っていました。
注目のメニューは、4種類ある“軽食”メニューでの最も値段が高い「鍋焼きうどん」(600円)。子ぶりのサイズに見えたものの、いざ食してみると、地元・株式会社丸紀(新吉田東7)から仕入れた太めのうどんが元気に小鍋の中を“踊る”かのようで、質量感もたっぷり。
代表・若宮さんが育った地・四国で供される味わいに近い、鶏とこんぶから取っただし汁の中で、地元・港北産のうどん麺が“アツアツに”仕上がっています。
一緒に頼んだ「氷あずき」(650円)のかき氷も、アイスと同様に池田乳業から仕入れた「純氷」(じゅんぴょう=にごりや混じり気のない氷)を使用。清水製餡所製のあんこがたっぷりと、“濃厚な”和の世界を堪能できる時間となりました。
席数も全38席と、日吉の商店街内での喫茶店では「大きめ」となることから、これから「和」のもてなしがどこまで日吉の来店客に響き、また多く来客で賑わうのかに注目が集まりそうです。
<営業案内>
営業時間:10時~21時、月曜定休 ※お問合わせ先:電話(045-548-4977)※2017年8月16日追記:営業時間が変更になりました(19時閉店)
【2017年7月18日追記】
【関連記事】
・<日吉駅前>和モダンの甘味処「浜大」がオープンへ、地元食材へのこだわりも(2017年6月8日)
・高知ゆかりの鍋焼きラーメンや和風パフェも、日吉駅近の「浜大」に続々新メニュー(2017年9月14日)
【参考リンク】
・和風甘味・食事処浜大公式サイト(2017年10月開設)
・横浜日吉と浜大の歴史(浜大公式サイト・2017年10月開設)
・和風甘味・食事処浜大へのアクセス(浜大公式サイト・2017年10月開設)※日吉駅から徒歩約3分
・【池田乳業の氷を使用】お隣日吉駅西口に甘味処「浜大」OPEN!(綱島もるねっと)