川崎市はサッカーJリーグの川崎フロンターレが本拠地とする等々力陸上競技場(武蔵小杉駅から徒歩20分)について、「サイド・バックスタンド」の座席1243席を改修する工事を今年(2016年)12月上旬から翌年1月下旬にかけて行うと発表しました。
川崎フロンターレはクラブチームのアジア大会である「AFCチャンピオンズリーグ」(ACL)の2017年大会(2月下旬からグループリーグを開催予定)への出場が見込まれており、ACLの試合を開催するスタジアムの座席は「背もたれが30センチ以上であること」などの規則が定められているための措置。
等々力陸上競技場は、2015年3月に改装されたばかりのメインスタンド(約7000席)では背もたれ付きの真新しい座席となっていますが、今後の改装構想がある「サイド・バックスタンド」(約1万9250席)の1階部分は背もたれのない席が中心。座席自体のない立席エリアも設けられています。ACLの試合が行われる場合は、これらのエリアはすべて使用できないことになります。
川崎市では現時点での応急的な対応として、背もたれのある2階エリア1243席のシートを取り外し、1階の背もたれのないシートと交換することになったものです。交換工事後は1階のホーム側に1039席、アウエー側に204席の背もたれ付のシートを設置する予定です。
【参考リンク】
・等々力競技場の席割図(川崎フロンターレ、1階のバックスタンド部分には背もたれ付の席がない)
・等々力陸上競技場サイド・バックスタンド観客席の一部改修について(PDF、川崎市、2016年10月17日発表)