Jリーグで一番若いファンに支えられている横浜F・マリノスと、もっとも地元のファンに愛されている川崎フロンターレ――。Jリーグが一昨日(2017年3月)8日に公開した「スタジアム観戦者調査2016」では、各チームのファンがどのようにJリーグを観戦し、チームを応援しているのかの一端が見えてきました。
この調査はJリーグが毎年行っているもので、今回は横浜FMが昨年(2016年)6月11日に日産スタジアムで行われた川崎戦に訪れた414人、川崎は同9月10日に等々力競技場で行われた福岡戦での415人を対象に調査したといいます。
同調査によると、観戦者の平均年齢は横浜FMが37.0歳でJ1・J2の全40チームでトップの若さ、川崎は40.7歳でJ1リーグ平均の41.6歳より少し低い数字となりました。なお、2006年調査では、横浜が35.3歳、川崎は37.3歳という結果が残っており、この10年間で平均年齢は横浜FMが1.7歳、川崎は4.3歳上がっています。
観戦者の居住地を見ると、横浜FMは46.2%が横浜市内、6.2%は川崎市内、4.0%が藤沢市内という結果。川崎は61.2%が川崎市内、8.8%が横浜市内、1.0%が相模原市となり、両チームとも横浜と川崎両市のファンが一定数存在していることがわかりました。
観戦理由を聞いたところ、「好きな選手の応援に」が横浜FMが53.5%でJリーグ中2位、川崎も53.2%で3位に続き、両チームのファンとも好きな選手への応援が観戦の大きな動機となっているようです。なお、川崎は「好きなクラブの応援」(51.9%)という回答も目立っていました。
一方、ホームタウン(本拠地)に対して「大きな貢献をしている」かどうかを尋ねたところ、横浜FMは「大いに当てはまる」(46.1%)と「あてはまる」(38.0%)を合わせ84.1%で、Jリーグ平均の79.9%を上回る数字。川崎は「大いに当てはまる」(84.9%)と「あてはまる」(12.7%)を合わせ97.6%という高い数字となり、Jリーグでトップでした。
(※)見出し左の写真は「スタジアム観戦者調査2016」(PDF)より
【関連記事】
・五輪候補!日吉出身の富樫選手も後押し、港北区と更なる地域密着を目指す横浜F・マリノス(2016年5月1日)
【参考リンク】
・観戦者調査 サマリーレポート(Jリーグ)