住民が年間400人以上増えた「綱島東1丁目」、綱島2駅の周辺で今後も続く再開発 | 横浜日吉新聞

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綱島東1丁目の人口が初めて3200人台に達しています。

横浜市政策局が住民基本台帳をもとに毎月集計している市内の「町丁別人口」によると、綱島駅東口の駅前から新綱島駅や鶴見川付近にかけて広がる綱島東1丁目で、今年(2024年)4月末日時点の人口が3242人(1904世帯)に達し、1年間で437人(247世帯)の増加となっていました。

昨年11月までに竣工した「新綱島スクエア」(左)と「新水ビル」、新綱島駅の地上部付近には空地や工事用地が残っており、今後もしばらくは再開発が続く(2024年4月)

綱島東1丁目の人口は2008(平成20)年ごろから2800人から2900人台が長く続き、新綱島駅の建設にともなう大規模な再開発が行われていた近年は2700人台まで落ち込む月も見られました。

そんななか、再開発のシンボル的な存在で252戸のマンション「ドレッセタワー新綱島」を含む複合ビル「新綱島スクエア」や、シニア向け住宅「グランクレール綱島」などが入る隣接の「新水ビル」が昨年11月までに竣工してからは人口が増加。

昨年(2023年)12月に2800人台に戻すと、翌月の2024年1月には2938人(1740世帯)に増え、翌2月には3106人(1821世帯)と初めて3000人台を突破。4月まで右肩上がりで人口が伸びています。

綱島東1丁目で中小ビルが建ち並ぶ綱島東口の駅前でも高層ビルを中心とした再開発が計画されており、新綱島スクエアとの間には歩行者デッキが設けられる予定(2024年2月)

綱島東1丁目では、鉄道工事関連で一時的に使われていた新綱島駅周辺の用地を使った再開発に加え、大綱橋の周辺でも住宅建設や既存施設の解体工事も計画されており、さらには駅前東口の都市計画決定も行われていることから、今後も継続的に人口が増えていく可能性があります。

2000年以降の綱島東1丁目の人口推移

  • 2024年4月:3242人(男1534人/女1708人)/1904世帯
  • 2023年4月:2805人(男1336人/女1469人)/1675世帯
  • 2022年4月:2807人(男1358人/女1449人)/1632世帯
  • 2021年4月:2802人(男1349人/女1453人)/1598世帯
  • 2020年4月:2810人(男1352人/女1458人)/1550世帯
  • 2015(平成27)年4月:2854人(男1389人/女1465人)/1593世帯
  • 2010(平成22)年4月:2918人(男1441人/女1477人)/1635世帯
  • 2005(平成17)年4月:2596人(男1275人/女1321人)/1407世帯
  • 2000(平成12)年4月:2448人(男1268人/女1180人)/1241世帯

【関連記事】

綱島東口「駅前再開発」が都市計画決定、2028年度の完成を目指す(2022年7月11日、こちらも綱島東1丁目)

<2023年1月の人口>再開発完了の「箕輪町2丁目」で年間1663人増を記録(2023年2月10日、近年の再開発で急増した)

【参考リンク】

横浜市「町丁別の人口」(毎月末日分を公表)

綱島東1丁目の範囲(グーグルマップ)


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