公園が誕生した当初からのシンボルだった「ウメの木」を、ウイルス被害により伐採してから10年、新たなシンボルツリーも植樹し復活することになりました。
師岡地区連合町内会(長瀬進会長)と、師岡地区で活動を行う地域住民によるグループ「熊野の森もろおかスタイル」は、あす(2026年)2月14日(土)10時から11時まで、師岡町梅の丘公園(師岡町511−3)で「梅の植樹祭」を開催します。
環状2号線にある「仲谷戸」と「表谷戸」バス停から徒歩約7分の場所にある同公園は、「梅の花を中心に四季折々の自然を楽しめる公園」(同園サイト)として2015(平成27)年4月にオープン。
「農」や「自然」とふれあう体験ができる農園も設置し、地域の人々が交流を深める場所としての役割を果たしてきました。
ウメの木を名称にも掲げていた同園ですが、2016(同28)年にウメ、スモモ、アンズ、モモ、ユスラウメなどに感染するという植物ウイルス「ウメ輪紋(りんもん)ウイルス」が発生したことにより、園内の27本のウメの木を伐採する事態に見舞われます。
以降、ウメの木がない「梅の丘公園」という状況が続いてきたといいますが、新たなシンボルツリーとなる枝垂れ梅(クレハシダレ)のほか、大倉山梅酒の実がなる木としても人気の「白加賀」や「豊後」、梅干しでも人気の「南高梅」の4品種5本を植樹する予定です。

市民活動団体が自治会町内会と連携して実施する、地域の課題解決や港北区の魅力を高める事業に対して補助金を交付する「地域のチカラ応援事業」連携コースの事業として行われる(連携を促す交流会の案内、港北区サイト)
今回、同グループが、地域の課題解決や港北区の魅力を高める事業の中でも、市民活動団体が自治会町内会と連携して実施する事業に対しての補助金を得られる「地域のチカラ事業」連携コースにエントリーしての実施になるといいます。
同グループの発起人として活動を行ってきた肥後貴美子さんは、「先人の残した土地と『地域の人が集まる公園に』という思いに感謝を込めて植樹を行います」と、土地の寄贈により同公園が誕生したという経緯を振り返り、「ウメの木の成長」に合わせて、“地域のつながりがより強くなる”ことを祈って、植樹式を行いたいとの想いを示します。

肥後さんは「来年(2027)年3月から横浜で開催される『グリーンエクスポ(GREEN×EXPO)2027』を盛り上げるためにも、梅の丘公園でさまざまなイベントやワークショップを行なっていきたい」と考えているという(師岡町梅の丘公園での活動の様子、「熊野の森もろおかスタイル」提供)
当日は、横浜市を拠点に活動を行っているというアートユニット・道草図案舎トマルコによる祝いの歌「梅の丘ものがたり」の披露や、梅酒や甘酒の「振る舞い」も予定されているとのことです。
2013(同25)年2月、「地域で自然エネルギーの自給と自然と寄り添うことの心地よさ」をテーマに活動をはじめたという同グループらしい企画として、「子どもたちがお世話したコンポストの堆肥なども土に混ぜて使用する予定です。たくさんのご参加をお待ちしています」と、肥後さんは当日の多くの来園を広く呼び掛けています。
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・アイデアや思いを「地域のチカラ」に、まちづくり事業・団体のエントリー募集(2021年1月26日)
・市が農地を買い取り新吉田東に「農地付き公園」計画、緑地保全の一環で(2017年6月9日)※港北区初の農地付き公園として2015年4月に整備された「師岡町梅の丘公園」についても掲載
【参考リンク】
・師岡町梅の丘公園のサイト(横浜植木株式会社)
・アクセス(同)
・地域のチカラ応援事業(港北区地域振興課)
・師岡地区連合町内会の紹介(港北区連合町内会)


