東急菊名駅は住宅地「錦が丘」に置く予定だったのか?通説を検証した歴史番組 | 横浜日吉新聞

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東急菊名駅は住宅地「錦が丘」につくる予定だったのか――。地元で長年語り継がれてきた通説に“決着”を付ける番組となりました。

ケーブルテレビ局「YOU(ユー)テレビ」(鶴見区鶴見中央1)が制作する歴史番組「横浜ミストリー」で、きょう(2026年)6月1日(月)から「菊名・錦が丘ロータリー誕生の謎」(30分間)の放送が始まり、「イッツコム(iTSCOM)」や「ジェイコム(J:COM)」など全国のケーブルテレビ局でも番組配信が順次行われます。

2026年6月1日(月)から1カ月間にわたって放送される横浜ミストリー「菊名・錦が丘ロータリー誕生の謎」のタイトル画面(港北ふるさとテレビ局提供)

田園調布(多摩川台分譲地)や日吉をはじめとして東急東横線・目黒線の沿線では、大正末期から昭和初頭にかけて多くの駅前で住宅分譲が始まり、現在の港北区域では日吉、綱島(駅周辺・綱島台)、大倉山(現「記念館坂」付近など)、菊名(現「錦が丘」)、妙蓮寺(妙蓮寺前住宅地)と5駅すべてで大小の住宅開発が行われてきました。

このなかで錦が丘(菊名分譲地)は港北区域で日吉駅前に次ぐ規模を持ちながら駅を中心とした住宅地にはなっておらず、中心部と目されているロータリー(円形交差点=ラウンドアバウト)が置かれた場所は菊名駅から300メートルほど離れています。

分譲初期の「菊名分譲地(錦が丘)」における平面図、図の右下が菊名駅、中心のやや左寄りにはロータリーも見え、広めの道路(六間道路)で旧綱島街道(県道)に接続している(1986年港北区郷土史編さん刊行委員会編「港北区史」に掲載された「目黒蒲田・東京横浜電鉄沿線分譲地案内」から引用した平面図より)

駅から遠くなっている理由として長年にわたって語られてきたのが「もともとロータリーの場所に菊名駅をつくる計画だったが、変更されてしまった」という説で、実際にロータリー付近には店舗が置かれるなど“駅前商店街”を意識したような雰囲気も見られます。

錦が丘のロータリー付近は桜の名所としても知られる。番組内では「ロータリー(円形交差点)」の位置付けや他地域の事例についても触れている(港北ふるさとテレビ局提供)

多くの人が語り継いできたように、菊名駅は錦が丘ロータリー付近につくられる予定だったのか――、この通説を検証し結論を導き出したのが今回の番組で、港北区内を中心に活動する「港北ふるさとテレビ局」が取材を担当。

古老や専門家へのインタビューをはじめ、旧家に残された古文書や図書を丁寧に調査し、ロータリー自体を深堀りするため田園調布や日吉の歴史にも触れ、もし錦が丘に菊名駅がつくられていた場合はどんな駅前になっていたのかを想像したイラストも作成して番組内で公開しました。

錦が丘のロータリー近くには大きな踏切(菊名1号踏切)があり、多くの電車が通過していく(2026年3月)

また、当初は菊名付近の東横線が旧綱島街道に沿ったルートで計画されていたことなど、東横線沿線に住む人には興味深い内容を盛り込んだうえで、番組の終盤で通説に対する結論を導いています。

横浜ミストリー「菊名・錦が丘ロータリー誕生の謎」は、YOUテレビでは毎日12時、15時、19時30分から3回にわたって放送され、イッツコムでは毎週水曜日21時と土曜日12時30分から、ジェイコムは毎日22時から放送予定です。

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

【関連記事】

<東横線100周年レポ(5)>大倉山・菊名・妙蓮寺の長い歴史に育まれた個性(2025年9月24日、錦が丘の歴史についても)

【参考リンク】

YOUテレビ「横浜ミストリー特設ページ」(番組の紹介など)

錦が丘町内会「錦が丘Story」(錦が丘の見どころを紹介)


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