<中学野球>日吉台中が鎌倉学園に劇的「サヨナラ勝ち」、春の県大会“優勝”目指す | 横浜日吉新聞

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横浜市大会を制した日吉台中野球部が、神奈川県大会の初戦で劇的な“サヨナラ勝ち”――夢の「優勝」を目指し、まずは準決勝に挑みます。

先週(2026年)5月23日に俣野公園・横浜薬大スタジアム(戸塚区俣野町)で行われた「第53回神奈川県中学校春季軟式野球大会」(県大会)準々決勝に、横浜市大会を制した横浜市立日吉台中学校(略称:台中、日吉本町4)野球部が登場。湘南地区代表の鎌倉学園中学校(鎌倉市山ノ内)に、7回裏の逆転劇で「6対5」のスコアでのサヨナラ勝ちを収めました。

「6対5」でサヨナラ勝ちを収めた試合経過が掲出されたバックスクリーンを眺めて、校歌を歌う日吉台中野球部の選手たち(5月23日、戸塚区・俣野公園薬大スタジアム)

「6対5」でサヨナラ勝ちを収めた試合経過が掲出されたバックスクリーンを眺めて、校歌を歌う日吉台中野球部の選手たち(5月23日、戸塚区・俣野公園薬大スタジアム)

あす5月30日(土)11時30分から同スタジアムで行われる、横須賀地区代表の横須賀市立追浜中学校(横須賀市夏島町)との準決勝での対戦に挑む日吉台中学校。

23日に行われた鎌倉学園中学校との準々決勝では、生徒の保護者や学校職員、選手たちを育てた少年野球チームの関係者らが駆け付ける中、試合が行われました。

この日ピッチャー(投手)として登板した河南君(左)と山口君

この日ピッチャー(投手)として登板した河南君(左)と山口君

初回(1回表)に2点を失った日吉台中学校は、直後の1回裏、2死満塁から、6番打者の河南君、7番打者の寺田君が四球を選び、2連続押し出しで「2対2」の同点に追い付きます。

しかしその後すぐの2回表にヒットと犠牲フライやエラーなどで2点を失い、「2対4」と再び鎌倉学園のリードを許してしまいます。

5回表、鎌倉学園の5番打者・比留間君がライト前ヒットを放つも、ライト(右翼手)・小間君の好返球もあり走者を3塁・寺田君がタッチアウト。4回以降は無得点で凌(しの)いだ

5回表、鎌倉学園の5番打者・比留間君がライト前ヒットを放つも、ライト(右翼手)・小間君の好返球もあり走者を3塁・寺田君がタッチアウト。4回以降は無得点で凌(しの)いだ

翌3回表にも1点を失い、2対5と点差が広がったものの、終盤の6回裏、2番打者・笹井君と、3番打者・山口君、4番打者の小間君がライトへの3連続ヒットを放ち、1点を挙げ、スコアは「3対5」の2点差に。

最終回となる7回裏には、9番打者の田中君の内野安打や四球、山口君のレフト前ヒットなどで2点を挙げ、「5対5」の同点となった後、小間君が放ったサードゴロの返球をキャッチャーが後逸、笹井君がこの回3点目となるホームを踏み、「6対5」でゲームセット。

7回裏、3番打者・山口君のタイムリー安打(ヒット)で1塁走者の加藤君が生還し「5対5」の同点に追いつく

7回裏、3番打者・山口君のタイムリー安打(ヒット)で1塁走者の加藤君が生還し「5対5」の同点に追いつく

後攻めだったことでの「サヨナラ勝ち」での劇的な幕切れに、グラウンドで戦う選手たちはもちろん、スタンドからも大きな拍手と歓声が響き、逆転勝ちとなった勝利の瞬間を分かち合いました。

7回裏の“サヨナラ勝ち”での歓喜に包まれた

7回裏の“サヨナラ勝ち”での歓喜に包まれた

劇的な勝利の感動、初めての「校歌斉唱」も

最終回を迎えるまでは鎌倉学園のペースで試合が進んでいた今回の準々決勝。

苦しい試合展開の中でも、保護者会代表寺田尚弘さんが「ドラマはこれから」と語っていた、その想いが届いたかの、“サヨナラ勝ち”という劇的なラストを迎える結果となりました。

保護者や家族、友人やかつての職員、チーム関係者も熱く日吉台中野球部員をを応援

保護者や家族、友人やかつての職員、チーム関係者も熱く日吉台中野球部員をを応援

現在の高校2年生(2024年に3年生)の代の時代に保護者会により制作された、当時の現役部員が考えた“合言葉”「台進撃~DYNAMIC ATTACK!(ダイナミック・アタック)」と描かれたオリジナルTシャツで部員たちを応援

現在の高校2年生(2024年に3年生)の代の時代に保護者会により制作された、当時の現役部員が考えた“合言葉”「台進撃~DYNAMIC ATTACK!(ダイナミック・アタック)」と描かれたオリジナルTシャツで部員たちを応援

顧問で監督を務める門倉豪さんは、「粘って、粘って、粘って、勝利を得られたと思います。バッティングでいい当たりは続いていたが、点が取れず、苦しい展開でした」と、初回以降、なかなか点が取れない中でも、諦めず“粘り続けた”ことでの勝利を得られたことを喜びます。

「(勝利は)すごく嬉しい。最後、みんなでつないで、みんなで勝ち取った勝利です」と、主将(キャプテン)でサードを守った寺田君

花道を作り、歓喜の中選手たちを出迎えた

花道を作り、歓喜の中選手たちを出迎えた

初回から“最終回”のつもりで毎回攻撃を行っていたといい、「チーム全体ではミスが多かったので、課題をクリアして次の試合に臨みたい」との意気込みを語っていました。

この日球場には、校長竹下恭子さんや、先発選手の多くを育てた少年野球チーム「日吉レッドファイターズ」で長年指導に当たった板谷啓(はじめ)さんも子どもたちに声援を送り、劇的な勝利を後押ししていました。

校長・竹下さんの激励に笑顔があふれ、感謝のポーズも

校長・竹下さんの激励に笑顔があふれ、感謝のポーズも

地域からの応援については「励みになっています」と語る、監督の門倉さん。

「まずは次の準決勝を勝つことからしっかり考えたい」と、まずは“次戦の勝利”を目指したいとの意志を示します。

「日吉レッドファイターズ」で1997(平成9)年から長年の指導にあたった板谷さんのところに指導を受けた部員たちが駆け付けていた

「日吉レッドファイターズ」で1997(平成9)年から長年の指導にあたった板谷さんのところに指導を受けた部員たちが駆け付けていた

あたかも「夏の高校野球の舞台」に立ったかのような、県大会で行われているという、初めての“校歌斉唱”の感動も共有できた選手たち。

劣勢にも負けない“粘り続ける”勝負強さで、より“ドラマチック”な、次戦、そして次々戦での試合展開に期待したいところです。

「一生の記念」になりそうな球場前での記念撮影。学校名入り「必勝だるま」は群馬県高崎市の大会に出場時にプレゼントされたとのこと。市大会優勝時に大願成就の「目」を入れたという

「一生の記念」になりそうな球場前での記念撮影。学校名入り「必勝だるま」は群馬県高崎市の大会に出場時にプレゼントされたとのこと。市大会優勝時に大願成就の「目」を入れたという

なお、準決勝に勝利した場合は、同日(30日)14時から(第3試合、時間は目安)、同球場で行われる決勝戦で、川崎市立宮崎中学校(宮前区宮崎)と、伊勢原市立伊勢原中学校(伊勢原市桜台)の勝者(同日第1試合)と対戦する予定です。

監督・コーチ陣も次戦に向けての子どもたちへの熱きバックアップを誓う

監督・コーチ陣も次戦に向けての子どもたちへの熱きバックアップを誓う

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・【最新記事】<春の中学野球>日吉台中が初優勝、準決勝・決勝制し神奈川県370校の頂点に(2026年5月31日)※リンク追記

・【前回記事】<春の中学野球>日吉台中が横浜138校の頂点に、県大会は“全員野球”で勝利を目指す(2026年5月22日)

横浜市立日吉台中学校に関する記事一覧

【参考リンク】

横浜市立日吉台中学校のサイト

神奈川県中体連軟式野球専門部のインスタグラム ※2025年12月開設、組み合わせや試合結果など

俣野公園・横浜薬大スタジアムの場所(グーグルマップ)※JR・市営地下鉄「戸塚」駅西口より神奈中バス「俣野公園・横浜薬大前」下車


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