都筑区内の練習拠点にファンを招いた異例の“決起イベント”が開かれています。
ラグビー「リーグワン」のディビジョン2(D2)に所属する清水建設江東ブルーシャークスは、都筑区荏田(えだ)南町に置く荏田グラウンドで今月(2026年)5月16日にファン約100人を招いた「入替戦に向けた決起集会」を行いました。
同チームは東京都江東区をホストエリア(本拠地)とし、「江東区夢の島競技場」(新木場駅近く)でリーグワンの試合を行う一方、2018(平成30)年から青葉区との区境に近い都筑区に専用グラウンドを新設し、日常の練習拠点としています。
例年、シーズン終了後の「ファン感謝祭」は江東区内で開いてきましたが、今季は選手とファンが一緒に運動会を楽しむ内容とし、初めて荏田グラウンドで企画されました。
ところがチームはリーグ戦の最終盤に3連勝し、逆に2位だった花園近鉄ライナーズが3連敗したことで僅差で順位が入れ替わって2位に浮上。最上位リーグ「D1」の下位チームとの入替戦(2試合)出場がリーグ戦の最後に決まったのです。
ファンからも“これは運動会どころではない”といった声も上がったことからファン感謝祭の内容を急きょ変更。選手との体験型ラグビー勉強会と決起集会という異例のスタイルとなったものです。
当日はグラウンド上で選手がキックやパス、フリースロー、スクラムなどラグビーの体験会を催し、ファンとの記念撮影やサイン会も実施。
今季で退団や引退する選手とスタッフが公式発表に先立ってファンを前にあいさつした後、試合へ向けた“決起集会”となりました。
キャプテンの安達航洋選手(LO=ロック)は「厳しい戦いが続きましたが、(入替戦出場という当初掲げた)目標を達成することができました。これに満足せず、ここにいる全員で昇格を勝ち取りましょう」と力を込めます。
吉廣広征ヘッドコーチは「入替戦出場が決まってからは怒涛の日々で、間違いなく一番苦しい1週間でした」と振り返り、「選手は本当に大変な環境でやっているが、今まで通り準備して、必ずこのチャンスをつかめるように頑張りたい」と翌週の初戦を見据えていました。
清水建設江東ブルーシャークスは日本人選手のほとんどが清水建設を中心とした企業に社員として勤め、仕事終了後の平日夜間に練習し、週末は試合に挑むという環境です。
前シーズンはD2で下位に沈み、D3上位との入替戦の末に残留を決めていますが、今季は逆にD1へ昇格するチャンスをつかむまでになりました。
対戦相手に決まったD1の浦安D-Rocks(ディーロックス)が主催試合の会場として「江東区夢の島陸上競技場」をあらかじめ選んでいたため、偶然にも江東ブルーシャークスの本拠地で2戦(主催は初戦のみ)とも戦う形となっています。
出場が決まって以来、睡眠時間を削って準備をしてきたというチームスタッフの1人は「本拠地の夢の島なので、試合はもちろんファンサービスの面でも絶対に負けられない」と意気込んでいました。
入替戦の初戦は5月23日(土)、第2戦は30日(土)にいずれも14時30分から夢の島陸上競技場で行われ、勝ち点または勝利数、あるいは得失点差によって昇格か残留かが決まります。
(※)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です
【関連記事】
・【過去記事】<綱島・高田から1本>ラグビー「リーグワン」チーム、都筑区での試合に3区民を招待(2025年11月4日)
【参考リンク】
・清水建設江東ブルーシャークスの公式サイト(本拠地は「江東区夢の島陸上競技場」、練習拠点は都筑区荏田南町の「清水建設荏田グラウンド」)
・リーグワン「D1/D2入替戦」の試合情報(2026年5月23日・30日に開催)










