「KEIO日本一」を目指す夏の大会での第1シード権を獲得、全国制覇を達成した2023年夏以来の横浜スタジアムでの一戦に挑みます。
今週(2026年)4月26日午前、サーティーフォー保土ケ谷球場(保土ケ谷区花見台4)で行われた高校野球春季神奈川県大会(春季県大会)準々決勝で、慶應義塾高校(慶應高校、日吉4)は、県西部の私立・立花学園高校(立花学園、足柄上郡松田町)と対戦。
地元・横浜市内での一戦には約3500人の観衆が来場、新たに慶應義塾女子高校(東京都港区)のチアリーディングの応援も加わり、7対4での勝利を後押ししました。
慶應高校は2回裏、8番打者の壇上(だんじょう)直太郎君のタイムリー安打で先制。
盗塁を決めた壇上君を続く9番・延末遵太(じゅんた)君の連続タイムリー安打で2点目を挙げると、続く1番打者の渡辺英亜(えあ)君がレフトへの2ラン本塁打を放ち、3連続安打で計4得点を獲得することに成功します。
この日の投手陣は、先発の大村哲誠(てっせい)君が、立花学園が4回表に安打と四球でランナーを出したところで湯本琢心(たくみ)君に交代。
2安打1死球などで3点を失い、4対3となったものの、5回表にも迎えた1死2、3塁のピンチは、三振と内野ゴロで冷静に抑え、失点ゼロで切り抜けます。
直後の5回裏に慶應高校は湯本君のタイムリー安打、八百板直(やおいたあたる)君のタイムリー二塁打など5連続安打で3点をもぎ取り、7対3とリードを広げることに成功します。
立花学園は8回表に1得点を挙げ、7対4となったところで、慶應高校の投手は渡辺君に交代。
最終回となる9回表も連続安打でピンチを迎えるも、最後は内野ゴロでのダブルプレーや三振で0点に抑え、7対4のまま試合終了。
前の試合を約1500人も上回る約3500人の観衆が見守る中、2023年の春の大会、また続く夏の大会(いずれも優勝)以来の準決勝への進出を決めました。
「多彩さ」あふれる校風に魅力、チーム内でも“響き合う”
地元・松田町に根付き、「地域ぐるみ」での応援を試みているという立花学園高校の迫力に満ちた“熱き声援”に負けじと勝利を掴んだ慶應高校の選手たち。
2023年に107年ぶりに成し遂げた全国優勝に憧れ入部した世代が最上級生となる3年生に。
「新たな部員も入部し、部員数は100人ぐらいになりました」と語る、先制タイムリー安打を放った壇上君は大阪府出身。
物心ついた頃から“遊び”で野球を楽しんでいたといい、「小学校1年生の頃から、友だちに誘われて地域の少年野球チームに入りました」と、“ずっと野球を続ける”ことになったきっかけを振り返ります。
昨年(2025年)の秋の大会ではベンチ入りしていたものの、「試合に出たいという気持ちが強く、練習を頑張りました。“自分のスイングをしていたら打てるだろう”と思っていました。高い打率を保つことができています」と、この日の先制タイムリー安打を含む3打席3安打を放つことができたことを喜びます。
“明るいムードメーカー”と、主将(キャプテン)の徳留(とくどめ)海君からも評される役割を担いながら、チームの勝利に貢献。
「美術や音楽系など、様々な分野で実績をあげている人が学校に多く、たくさんの刺激を受けています」と、大きな進学の理由となった、“野球”だけではない価値観、“想像していた”慶應高校での様々な学びの環境を得られていると壇上君は語ります。
東京都出身の八百板君も、“久しぶりに打てた”自身の活躍を振り返りながら、「多彩な人が多く、面白い人もいたり、また冷静にものを見る人もいたり、(このチームについても)今日はすごくいいチームだと感じました」と、一人ひとりの“多彩さ”が響きあっての勝利を得られたことを喜んでいました。
2023年以来の浜スタ、勝てば「関東大会」へ
今回の勝利で「春の大会」ベスト4入りを成し遂げた慶應高校。
夏の甲子園を目指す神奈川大会(7月5日開幕予定)では、「第1シード」校として登場することが決定。
次戦の準決勝で勝利をすれば、1都7県の予選大会を勝ち抜いてきた17校の代表が争う「春の関東大会(春季関東地区高校野球大会)」(千葉県内で5月16日から開催予定)に、神奈川県代表として2023年以来3年ぶりに出場することが決まります。

「神奈川県高校野球春季大会」の組み合わせ。夏の「第1シード校」となる「ベスト4」チームが出揃(そろ)い、今週末5月2日(土)と3日(日)に準決勝が行われる予定(4月28日現在)(神奈川県高校野球連盟サイト)
なお、準決勝は今週末の5月2日(土)12時頃(第2試合にあたるため、第1試合の終了後に試合開始予定)、私立横浜創学館高校(金沢区六浦東1)と横浜スタジアム(中区横浜公園)で対戦。
勝てば翌5月3日(日)の12時から決勝戦を横浜高校と桐光学園の勝者と行う予定です。
両日共に「イッツコム」や「YOUテレビ」など、県内のケーブルテレビ(CATV)6社が制作する「かながわCATV情熱プロジェクト」による生放送も行われる予定となっており、“地域ぐるみ”での熱き声援が寄せられることが期待されます。
【関連記事】
・【準決勝の記事】<春の高校野球>慶應は準決勝で横浜創学館に惜敗、夏の“浜スタ”を再び目指す(2026年5月5日)※リンク追記
・【4回戦の記事】<春の高校野球>慶應が快勝し「ベスト8」、準々決勝は4月26日に保土ケ谷で(2026年4月21日)
・【3回戦の記事】<春の高校野球>慶應が法政二に勝利、次戦は等々力で「ベスト8」に挑む(2026年4月14日)
・<高校野球>春の県大会に港北区6校、岸根は10年ぶり、武相・新羽は地元で初戦(2026年4月3日)※戦績を追記
【参考リンク】
・神奈川県高校野球連盟の公式サイト ※場内全ての売店で“キャッシュレス決済のみ”となる「春季大会の横浜スタジアム注意事項」についても掲載
・県大会結果(硬式)(同)※組み合わせ(PDFファイル)へのリンクも
・令和8年度 神奈川県高等学校野球春季大会~準決勝、決勝を放送!(かながわCATV情熱プロジェクト)
・神奈川県春季大会のチケットについて(同)※PDFファイル
・令和8年度神奈川県高等学校野球春季大会準決勝 一般販売(同運営~株式会社ECBOスクエア)※一塁側が残席寡少(4月28日2時現在)となっている









