師岡熊野神社で千年以上続く神事と菊名周辺の史跡を歩く、1月14日(水)にツアー | 横浜日吉新聞

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1000年以上にわたる歴史を持つと言われる神事「筒粥(つつがゆ)」を訪ねます。

港北ボランティアガイドの会は、来年(2026年)1月14日(水)にウォーキングツアー「師岡熊野神社『筒粥』を訪ねる」を企画し、参加者40人を12月24日(水)まで募集中です。

師岡熊野神社の境内に置かれた大釜で粥(かゆ)を焚き、農作物の作柄などを占う神事「筒粥(つつがゆ)」(港北ボランティアガイドの会提供)

筒粥は、師岡熊野神社1000年以上にわたって続けられていると言われる神事で、横浜市の指定無形民俗文化財にも指定されています。

境内に据えた大釜に、玄米とヨシ(葦)の茎などを入れて粥(かゆ)を焚き、炊きあがった後にヨシの筒の中に粥がどのくらい入っているかを調べ、その年の農作物の作柄などを占うものです。

筒の中の粥の量を見る神主(港北ボランティアガイドの会提供)

今回のツアーでは、1月14日(水)の14時から行われるこの筒粥を前に周辺の史跡を巡る行程となりました。

菊名駅から周辺の史跡を巡る

2026年1月14日(水)に企画されたウォーキングツアー「師岡熊野神社『筒粥』を訪ねる」の案内チラシ(港北ボランティアガイドの会提供)

ツアー当日は東急東横線の菊名駅改札口前に集合し、12時に「菊名神社」へ向かって出発。同神社は室町時代の初期に、鎌倉・鶴岡八幡宮より「御神霊」を招いて社殿を建立したことに始まり、1935(昭和10)年にこの地区にあった5社を合祀(ごうし)した歴史を持ちます。

菊名神社の手水鉢(ちょうずばち)を支える四方の支柱になっている“鬼の石像”は寛政年間(1789~1801)に築かれたと伝えられており、長年がまん強く支える姿から「がまんさま」と呼ばれている(港北ボランティアガイドの会提供)

続いて菊名神社と同じ旧綱島街道沿いに鳥居が置かれた「大豆戸不動尊」を訪問。不動堂は20年ほど前に火災で焼失していますが、かつて湧出していた湧水を祀(まつ)った不動尊で、今も龍頭と不動明王の像があります。

旧綱島街道沿いにある大豆戸不動尊の鳥居(港北ボランティアガイドの会提供)

丘を超えて鶴見区獅子ケ谷に位置する「獅子ヶ谷市民の森」まで尾根道を一気に歩き、日本たんぽぽの群生地である「殿山日本たんぽぽの里」を経て、師岡町と隣接する著名史跡「横溝屋敷(旧横溝家住宅)」を見学。

横溝屋敷の主屋は「みその公園・横溝屋敷」として内部も公開されている(港北ボランティアガイドの会提供)

横溝屋敷は、獅子ヶ谷村の名主を代々務めた横溝家の屋敷で、長屋門・穀蔵・蚕小屋・文庫蔵などの建物が今も残り、市の指定有形文化財に指定されている築100年以上の重要な建築物です。

鶴見区獅子ヶ谷から師岡熊野神社まで移動し、13時40分ごろに到着。その後は解散して筒粥を自由見学する形となる3.5キロのツアーとなっています。

ツアーは13時40分ごろに師岡熊野神社で終了し、14時からの「筒粥」は各自が自由に見学する形となる(港北ボランティアガイドの会提供)

「菊名、大豆戸、獅子ヶ谷、そして師岡と古くから人々が暮らしてきた歴史が垣間見える場所が点在しています。歩いて回るからこそ楽しめるスポットを巡り、最後に1300年の歴史を持つ神社で伝統行事を見学し、悠久のときに思いを馳せるツアーです」(港北ボランティアガイドの会)と参加を呼びかけています。

参加費は500円で、同会のホームページ内にある申込フォームなどから12月24日(水)17時までに事前申し込みが必要。定員は40人で応募者多数の場合は抽選となります。

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

【関連記事】

【歴史まち歩き】丘の谷間に凝縮された自然・史跡と生活空間「師岡地区」(2022年7月30日、師岡熊野神社の「筒粥」についても)

【こうほく歴史まち歩き】第4回:菊名駅から古刹、図書館、城跡、桜の名所へ(2021年4月20日、大豆戸不動尊や菊名神社について)

【参考リンク】

2026年1月14日(水)開催「師岡熊野神社『筒粥』を訪ねる」(2025年12月24日締切、港北ボランティアガイドの会)

港北ボランティアガイドの会公式サイト(各種ツアーの案内など)


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