箕輪・師岡・大曽根の3小学校と日吉台・樽町の2中学校で1000人超え | 横浜日吉新聞

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今年度も港北区の人口増を象徴する数字となりました。

横浜市教育委員会は今年(2025年)5月1日現在の市立学校における状況をまとめた「令和7年度市立学校現況(速報)」を公表し、これによると港北区3小学校と2中学校で児童・生徒数が1000人を超え、箕輪小学校(箕輪町2)が市内最多の児童数となっています。

横浜市内最多となる1253人の児童数に増えた箕輪小学校は、周辺のマンション再開発にともない2020年4月に開校した(2025年5月)

334校と2分校がある市立小学校のうち、児童が1000人を超えたのは6校で、箕輪小の1253人が最多となり、前年最多だった師岡小学校(師岡町)は53人減って1188人で2番目の多さでした。また、今年度は大曽根小学校(大曽根2)が新たに1000人台に載せました。

前年より減少したものの1188人で市内2番目の児童数となっている師岡小学校(資料写真、2024年)

大曽根小学校も児童数が1000人を突破した(資料写真、2024年)

市内最多の児童数となった箕輪小は今後も児童の増加が見込まれることから、グラウンド上で校舎増築工事が進められており、今秋の運動会を至近にある日大高校・中学校のグラウンドを借りて行うなど、学校運営にも影響が出始めています。

小学校334校+2分校中、1000人超えは6校

右側カッコ内は前年度同時期比

  • 箕輪小学校(港北区箕輪町2):1,253人←1,168(+85)
  • 師岡小学校(港北区師岡町):1,188人←1,241(▲53)
  • 子安小学校(神奈川区新子安1):1,137人←1,176(▲39)
  • 東戸塚小学校(戸塚区吉田町):1,087人←1,078(+9)
  • 戸塚小学校(戸塚区戸塚町):1,057人←1,023(+34)
  • 大曽根小学校(港北区大曽根2):1,003人←998(+5)
  • (参考)菊名小学校(菊名5):920人←918(+2)

中学校143校+1分校中、1000人超えは3校

右側カッコ内は前年度同時期比

  • 寺尾中学校(鶴見区北寺尾3):1,120人←1,074(+46)
  • 日吉台中学校(港北区日吉本町4):1,092人←1,079(+13)
  • 樽町中学校(港北区樽町4):1,024人←963(+63)
  • (参考)大綱中学校(港北区大倉山3):963人←937(+26)
  • (参考)新田中学校(港北区新吉田東5):811人←797(+14)

市立中学校では、鶴見区の寺尾中学校(北寺尾3)の生徒数が46人増えて1120人で最多となり、前年最多だった日吉台中学校(日吉本町4)は1092人で二番目の多さとなりました。

日吉台中学校の校地面積は2万3998平方メートルで港北区内の市立小・中学校ではもっとも広く、プレハブ(写真右奥)を置いても余裕がある(資料写真、2024年)

また、師岡小や大曽根小、綱島地区を学区とする樽町中学校(樽町4)で1000人を超えて市内3番目の生徒数となっています。

生徒数が1000人を超えた樽町中学校の校舎(資料写真、2024年)

市が2016(平成28)年2月に行った調査によると、港北区では市立小学校から卒業を予定する児童のうち、約22%私立や国立中学校に進学する意向を持っているとの結果が残っています。地元の市立中学校以外へ進学する児童が少なくとも2割程度いると見られるなか、区内では日吉台と樽町の2校で生徒数が1000人を超え、大綱中学校(大倉山3)でも963人に達し、新田中学校(新吉田東5)も800人を超えていました。

【関連記事】

・【前年記事】横浜市で最多の児童数「師岡小」、3位「箕輪小」、中学校最多は「日吉台中」(2024年10月3日)

【参考リンク】

横浜市教育委員会「令和7年度市立学校現況(速報)」(市立学校の児童・生徒数など)

横浜市教育委員会「令和7年度義務教育人口推計表」(現状と今後の児童・生徒数の予測)

横浜市立小・中学校等の通学区域を検索(横浜市教育委員会)


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